ホスティングプロバイダであるJoyentは、オンラインでもオフラインでも動作するRailsアプリケーションの開発を可能にするフレームワーク、Slingshotについての初期テスト計画をアナウンスした。
Joyent Slingshotは、開発者がオンラインでもオフライン(同期と共に)でも同様に動作するRailsアプリケーションをデプロイすることを可能にし、また、標準的なデスクトップアプリケーションと同様にアプリケーション内外へのドラッグ操作を可能にします。Joyent Slingshotは、オンラインとオフラインデータの同期をすっきりと行うためのシンプルかつ軽量なメカニズムです。開発者は、誰かに、いつか、どうにかしてあなたのアプリケーションに同期されたデータを簡単にカスタマイズすることを可能にする、ActiveRecordトランスポート層を提供することができます。30行程度のコードを追加すれば、あなたのRailsアプリケーションはクライアントからサーバへの同期を行うことができるようになります。さらに30行、同期のためのコードを書けば、ファイルベースのデータを持つこともできます。
このニュースはmagnetkブログ上で、Slingshotがどう動くかについて更に詳細に取り上げた、Jeff Mancusoによってピックアップされたものである。Slingshotは、Web技術を使用し、デスクトップアプリケーションをターゲットとした、最近唯一のフレームワークというわけではない。AdobeのApolloランタイムは、デスクトップベースのリッチインターネットアプリケーションを配備するのにFlash、Flex、HTML、そしてAjaxを使用する。SitePenは、今年初めにリリースされた、ブラウザベースのアプリケーションをオフライン利用に適応させることを可能にするものである。またFirefox 3はオフライン時にアクセスできるオフラインデータストアを追加している。
(原文は2007年3月26日にリリースされた記事です)