またTibcoはPageBusをBSDライセンス下においてオープンソースプロジェクトとした。同じHTMLのページ上で複数のAjaxランタイムを同時進行させることのできる機能をオープンAjaxアライアンスおよびオープンAjaxHubに提供し(SourceForgeにて取得可能)彼らの発展に貢献したといえるだろう(2ヵ月後に発表される予定)。
一方パブリッシュ、サブスクライブインフラストラクチャーが大きなフレームワークとして聞こえるのに対してPageBusは実のところ3つのパブリックファンクションと6つのプライベートファンクションとともに約4KのJavaスクリプトファイルにてデリバーされているのだ。
でもこれに関して特に驚きを示さなかった人間もいる。Matt Asayはこの件に関してTaledやMuleSource等のオープンソースベンダー達にTibcoのメイン製品が脅かされていることを考慮するとTibcoがオープンソースを手がけることは不思議ではないと語っている。
もっといいものを持っているように見えるがTibcoにとっては良いスタートであるだろう。様子を見てみたい。とにかくこのPageBusに関してもっと詳しく言えば、TibcoはTibcoのコンポーネントを使用した世界で一番大きなマッシュアップを構築するコンテストを発表した。
TibcoのPR業務のがんばりはさておき、クライアント側でパブリッシュやサブスクライブ等のコミュニケーションストラクチャーを供給することは実はマッシュアップとサービスUIインテグレーションにおいて大切なことなのある。2,3のサービスを統合するUIを作成する際に相互に作用するサービスを表している未接続のポートレットを得ることを好むだろう。UIをもっと統合させるための次のステップは別の異なったコンポーネント間でpoint to point統合をすることだ。PageBusのような統合コンポーネントはUIコンポーネントを緩く接続しインテグレーションが絡むのを防ぐ。またクライアント、サービスアプリケーション(vs.クライアント、サーバー、サービス間の間接的な統合)を可能にするほかの環境でも同じような機能性が見受けられる。たとえばマイクロソフトのComposite Application Blockはスマートクライアントマッシュアップ用に同じような機能性を持ち合わせているイベントブローカーと呼ばれるコンポーネントをサポートしている。PageBusはこの機能性をRich Internet Application領域に持ち掛けている。
RIAを基盤としたマッシュアップにおいてPagebusが人気になるかそれとも他の製品がこのマーケットをのっとるか、これからが見ものだ。