2ヶ月前のEclipse 3.3 (Europa) のリリースの一環として、Eclipse Web Tools Platform (WTP)のVersion 2.0がリリースされた。InfoQでは、今回のリリースとWTPの概要についてより深く知るために、WTPのリーダーの一人であるJess Garms氏と話をした。
WTPプロジェクトでは、WebとJavaEEアプリケーションの開発をするためのツールを提供しており、以下のものが含まれる。
- J2EE 標準ツール - JSP、Servlet、EJBといったJ2EEコンポーネントをサポート
- Dali - Java Persistence API (JPA)、EJB3.0をサポート
- Web 標準ツール - HTML、JavaScript、XML、SQLといったWeb標準をサポート
- JavaServer Faces (JSF) Tools - JSF開発をサポート
InfoQがGarms氏にWTP2.0の変更点を尋ねたところ、彼は、WTPのこのバージョンでの初回リリースに、Dali/JPA、JSFツールが含まれることを話してくれた。安定性の方も大きく改善されており、その他数多くの変更点があるとのことである。
私たちは、WTPにおける今後の開発計画について尋ねた。Garms氏は、次のWTPのリリースはバージョン3.0で、Eclipse 3.4 (Ganymede)でのリリースを予定していることを話してくれた。開発の方は、リリースに向け現在進行中だが、Garms氏は、Java EE 5のフルサポート、ユーザビリティの改善、特に、WTPを初めて利用するユーザーにとって、"難しい設定は一切無く"利用できるといったことに対応したいと考えているとのことである。WTPのリリースにAJAXツールを含めることも可能だ。