最近、Google Gearsチームはロードマップ(source)および開発工程をブログに書いた(source)。この中で、数ヶ月以内に重点的に取り組む項目について取り上げ、また、Gearsの開発を公開し続ける計画であることを力説している。
現状についての最新の情報をコミュニティが把握し、コントリビューションを簡単に作成できるように、開発内容とチームコラボレーションをすべて公開するという考えでいます。
Gearsチームは、ソースを入手する方法およびコードベースにソース変更(パッチ)を提出する方法など、Gearsに貢献する方法(source)について詳細情報を提供している。
今後の見通し
チームは、主に以下の3項目を今後数ヶ月の重点項目としている。
クロスオリジンAPI(source)
実にマッシュアップ指向な機能である。この機能によって、異なるオリジン(現在のアプリケーション以外のオリジンなど)からワーカーが作成できるようになる。これらのワーカーはサービスレイヤーとして働くので、異なるオリジンからロードされたワーカーからでもメッセージが届けられるようになる。初めて聞くとぞっとするだろう。自分のワーカーがデリケートな情報を提供していたとしたらどうだろうか?そう、ワーカーがこのようにアクセスされる場合は、allowCrossOriginメソッドを呼び出してオプトイン(明示的に承諾)する必要がある。
ワーカープールの改善(source)
この作業のいくつかの項目の中で最も重要なのは、ワーカーがネットワーク要求を作成するようなGears HttpRequests(サイト・英語)のサポートを追加することである。
フルテキスト検索の多言語化のサポート(source)
フルテキスト検索サポートは素晴らしい。ロードマップの目標は、日本語、アラビア語、ロシア語をサポートすることである。
(じゃじゃ馬な?) Gearに関連したその他の情報
いくつかの素晴らしいGearsツールを持つDojo Offline(サイト・英語)の新しいベータ版がリリースされた。ツールは以下の通りである。
- コードを数行書くだけで簡単にWebページに組み込めるオフラインウィジェット。ネットワークフィードバック、メッセージの同期、オフラインインストラクションなどを自動的にユーザーに提供。
- オフライン時にアクションをストアし、サーバーとネットワークで接続されたときに同期を取って実行する同期フレームワーク。
- ネットワークやアプリケーションが利用可能かどうかの自動検出。適切な対応が取れるように、アプリケーションがオンラインにあるかオフラインにあるかを決定する。
Steve Yen氏は、Gearsをサポートするように更新したTrimPath Junctionをリリース(source)した。
パズルの最後のピースはGoogle Gearsです。Gearsは、クライアント側にRDBMS を追加し、オフライン機能を投入することによって、わずか3年しかたっていないJunctionの実用化を早くも実現しました。
Gears ORMプロジェクト(サイト・英語)の最初の(公式)バージョンがリリースされた。これは、Webをヒットする最初のGears対応のORMツールであるようである。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/07/gearsorm
(この記事は2007年7月19日にリリースされました)