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ビジネスユーザ言語としてのGroovy?

先ごろ個人的な生産性(productivity)のブログサイトとして人気のあるLifehackerが、OpenOfficeが、Microsoft OfficeのVB/VBAに相当するユーザのためのマクロ/スクリプト言語として、Groovyを利用していると発表(source)した。
フリーのOpenOfficeの拡張であるGroovyは、OpenOfficeでマクロの記録と実行を可能にします。GroovyをチープなVisual Basicの模造品と混同してはいけません。GroovyはJavaに良く似た構文を持っている。もしあなたがマクロ機能のためだけにMicrosoft Officeに我慢しているなら、あなたはGroovyによって決別できるかもしれない。ただ、残念ながら、GroovyはVB/VBAほど初心者にとって使いやすくない。Groovyは、OpenOfficeのすべてのプラットフォームのための、フリーの拡張版だ。
アーキテクトのために、この投稿について本当に興味深い、2~3のことがある。
  • この投稿のソース。Lifehackerは個人的な生産性のニュースサイトで、Javaの開発者指向のニュースサイトではない。それは確かにギーク(geek)のための生産性のサイトだが、このサイトの読者はITに関わる開発者だけではなく、組織の事業部のパワーユーザである可能性が高い。
  • 広く適用される汎用プログラミング言語としてのGroovyについては言及していない。GrailsやGroovyをJavaアプリケーションの基盤で利用することについては言及しない。実際には、投稿を読んだ後にGroovyはOpenOfficeのために作られたスクリプト言語の拡張にすぎないと信じる理由はない。
    広い文脈でGroovyの紹介を軽視することで、投稿者は読者のために簡単さを保とうとしているだけかもしれないが、とにかく私たちはここに関連を広げるGroovyを見ている。この記事の読者に、GroovyはJava開発者のための動的言語ではない - それはパワーユーザのためのスクリプティングツールだ。
ほかのことはともかく、OpenOfficeがGroovyを統合することで得られる、典型的なJava開発者とは全く異なる視点からGroovyを理解するユーザによる、全く新しいクラスは興味深い。しかしエンタープライズアーキテクチャの視点から、アプリケーションプラットフォームの実装はそれ以上に重要だ。Microsoftは長い間、オフィススイートをバックエンドアプリケーション、ビジネスサービスおよびデータベースと統合できるワークグループ支援アプリケーションをパワーユーザーが開発できる、リッチクライアントプラットフォームとして位置づけている。多くのJava開発者はMicrosoftスタックに堪能でないために、いつも戦略の受け入れに問題があった。現在、GroovyはOpenOfficeに、この領域でのMicrosoftとの競争力を与えている。そしてGroovyとJavaのネイティブな統合によって、OpenOffice/Groovyは今では、Java開発者のためのリッチクライアントスタックとして、Microsoft Officeよりも良い位置にあるだろう。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/07/groovy-in-OpenOffice

(この記事は2007年7月31日にリリースされました)

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