Seam 1.2.1のリリースから3ヵ月後に、Seam 2.0のベータ版がリリース(source)された。SeamはEJB3、JSF、jBPM、JBoss Rules(Drools)、およびiTextなどの多くのJava EEフレームワークをつなぎ合わせる、Java EE 5.0のためのアプリケーションフレームワークだ。Seamのステートフルなデザインは、それらのフレームワークを相互に作用させることで、簡単にさまざまなエンタープライズアプリケーションを開発することを可能にする。ギャビン・キング(Gavin King)のブログに記載された主な機能を以下に記載する。
- Seam WSはSeamコンポーネントをWebサービスのエンドポイントとして機能させる
- Seamコンポーネントは現在、Groovyで書くことができる
- Seamのコアは現在、JSFから独立している
- Google Web Toolkitの実験的なサポート
- Hibernate Searchとの統合
- Java EE 5のUnified ELを拡張する、JBoss ELの導入
- Quartz(Javaのためのジョブスケジューラ)を含む、Seamの非同期性の大幅な強化
- jBPMの統合の大幅な強化
- 完全に再編成されたビルトインコンポーネントのパッケージング
- JSF 1.2への移行
- 簡易化した設定
- ページフローの構成のサポート
- テスティングフレームワークとの統合の強化
- 非JTA(Java Transaction API)環境をサポートする新しいトランザクション抽象化層
- 改善されたJavaDoc
- 2つの新しいサンプルアプリケーション
- 新しいEmbedded JBossへの移行
- Ajax4jsf CDK(Component Development Kit)を利用して再実装されたSeam JSFの制御
- バグフィックス
先日、RedHatはSeamのサポートを含むExadel Studio Proのプラグインをオープンソース化した。InfoQにはより深い内容の記事 - マイケル・ヤン(Michael Yuan)によるSeamの紹介(source)、さらには以前のSeamのリリースおよびSeamとは何かについての2つのギャビン・キングへのインタビュー(source1)(source2)がある。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/06/seam2beta
(原文は2007年6月27日にリリースされました)