10月3日にIBMは新たなリリース、製品、サービスの大規模な発表を行った。
- WebSphere Process Server 6.1(サイト・英語)が登場。この最新版は現在WebSphereアプリケーションサーバー6.1上で動作し、WebSphere Business ModelerとWebSphere Integration Developer間で、新たなモデルアーティファクトとプロセスのトレーサビリティを提供する
- WebSphere Message BrokerとMQが向上したウェブサービスサポートを提供する
- WebSphere DataPower
- Tivoli Composite Application Manager
- IBM Information Server
- IBM Optim (新たな Data Governance ソリューション)
- WebSphereレジストリ&リポジトリ
- WebSphere Business Monitor
- Rational Asset Manager
- SOA Qaulity用のRational TesterとSOA Quality用のRational Performance Tester拡張
また、外部のWebサービスと内部のSOAサービス、J2EEオブジェクトを相互接続機能が高いWebアプリケーションインターフェースに繋ぐことによってSOAを拡張するようにデザインされた、WebSphere Application Server Feature Pack for Web 2.0がリリースされた。
IBMはまた、マネージメントデザインとプランニングと共にSOAデザイン、開発と統合サービスを含めたプロセスインテグリティをサポートする強化されたサービスを提供している。それに加えてIBMはベストプラクティスと、キーとなるSOA実装に取り組むための段階的な実装ガイドを提供するSOA設定をリリースしている。
更に、IBMが考えたEntry Pointsと共にオーガナイズされたテクニカルペーパーの大規模なコレクションを含んでいる。再利用性、接続性、プロセス、人と情報等である。 Sandboxは製品試用も提供している。例えば"lab"(source)はJavaクラスに基づいたSOAサービスを作るためのRational Software Development Platform (SDP)の試用環境を使用することができる。そしてこのホワイトペーパー(source)はレガシーサービスからサービスを作るという観点におけるESBの使用法が記載されている。
WPSデータシートはまだ更新されていないようで、IBMのプレスリリースはSCAやSDOのようなスタンダードサポートに関する詳細を提供していないが、Bobby Woolf氏はSCAサポートに対するIBMのアプローチに関して見解を述べている(source)。
IBMはTuscanyを機能パックとしてまとめ、独自のエクステンション、またWAS6.1に追加している。そしてWPS 6.1のプランはこの機能パックを伴ってWAS 6.1上で構築することで、それでもまだ WPS 6.0.xの下位互換であり、より独自なSCAとSDOの実装になる。だからこの機能パックと一緒にWAS6.1上で構築されているWPS6.1は将来的にTuscany上で構築され、OSOAの仕様を実装することになるだろう(もちろんそれが完成するまでは何も確実とは言えないが)。
最近Bobbyは同氏の最新の本”IBM SOAテクノロジーと実践に迫る”(source)を出版した。この本はIBM SOA製品ラインへの入門書となっている。また、この本はIBMのサービスオファーにおいて、彼らが推薦するサービスライフサイクルとガバナンスプロセスを高いレベルで提示している。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/10/ibm-fall-07-product-releases