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Adobe MAX Japan 2007: アドビが自社のオープンソース戦略を語る

日本時間の11月1日から2日にかけて行われたAdobe MAX Japan 2007にて、アドビのSteven Heintz氏が自社のオープンソース戦略を説明した。

アドビはFlex、XMP、Tamarinに関してオープンソース活動を現在積極的に行っているという。
Heintz氏によると、オープンソースにすることにより、
  • OSSに関する製品の及びサービスの販売益
  • 技術コストの削減
  • コミュニティに対してのメリット提供
  • 競合他社へのプレッシャー
という動機付けが行われるという。
また、アドビとしてはオープンソース自体はビジネスモデルではなく、またビジネスへの影響は無いという。

アドビが採用しているオープンソースライセンス形態としては、
  • Adobe Open Sourceライセンス
  • BSD
  • MIT
  • MPL
  • Creative Commons
という5つのライセンスを採用している(ただし、Creative Commonsは主にドキュメントに関するライセンスである)。

Heintz氏は、アドビの技術はもはや自社のものだけではなく、エンジニアのものでもあると説明した。
オープンソースとして、アドビからエンジニアに対して、開発中の仕様やバグを公開することにより、アドビ・エンジニア双方によっていろいろなメリットがあるという。

ただし、アドビとしても全てのテクノロジーをオープンソース化するわけではなく、例えばFlexならばFlex Builderは、よりクオリティの良い製品を提供するために仕様を公開していない。

現在コミッターは社内のみで50人おり、これから外部のコミッターを募集していくとのことである。

アドビのオープンソースに関するURLを以下に記載する(全て英語サイト)。
アドビのオープンソースポータル: http://opensource.adobe.com/
アドビのオープンソースプロジェクトポータル: http://riaforge.org/
アドビのオープンソースに関するブログ: http://blogs.adobe.com/open/

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