Rickard Oberg氏がOredevにてQi4jを発表し、また”クラスは終わりでインターフェース万歳”と宣言した。Qi4jはビヘイビアがクラスに置かれなく、代わりにクラスがアノテーションを介したクラス上で宣言されたインターフェースとmixinのコンポジットになるコンポジット指向のプログラミング(source)という、新しいアイディアを導入している。
Qi4jそれ自体はコンポジット指向のプログラミングを全てのJavaデベロッパたちに有効にするために構築されたJavaフレームワークである。コンポ ジット指向のプログラミングは大幅なマインドシフトを要するが、別のツール、言語、もしくはXMLを必要としない。Qi4jアプリケーションはSpringアプリケーション、Webアプリケーションコンテナ、OSGi等の中で動作することが可能である。またQi4jはフレームワークの仕様の知識を不要にするためにアノテーションを多量に使用し、デベロッパをビジネスルールに近づけるものである。このプロジェクトの設立者であるRickard Oberg氏とNiclas Hedhman氏はプレスリリース(source)において下記のように説明している。
長年のJavaフレームワークデベロッパ、また現在ApacheのメンバーであるNiclas Hedman氏は、”Qi4j”がJava 5プラットフォームとエコシステムを利用した、アスペクト指向のプログラミング、DI、ドメイン駆動のデザインから由来したコンセプトを含んだ、ドメイン中心のアプリケーション開発用のフレームワークであると述べている。
”私はドメインエキスパートとデベロッパ間でのコミュニケーションを明瞭にし、ドメインモデルとビジネスルールの焦点を再び合わせるシステムを必要としているのです。”と以前のJBoss、WebworkとXDoclet設立者であるRickard Oberg氏が答えている。
これはフレームワークとパラダイムの最初の発表であるので、ドキュメンテーションとサンプルは未だ未完成である。しかしながらコンポジット指向のプログラミングの最終的なゴールは、オブジェクトを考えることからコンポジットを考えることに移行することなのである。コンポジットは再利用可能な断片(source)から構成されている。断片はQi4jを構築しているブロックである。それらはコンポジット(mixin内で)のステートを持っており、それらの使用を検証、制限し(制約内で)、分野横断的な懸念を処理し(懸念内で)、警告、キャッシュと取り消しマネジメントと他の非同期のニーズ(副作用内で)を提供するす。プログラミングパラダイムへの移行は容易ではない。Oberg氏はコンポジット指向のプログラミングに対する反応を下記のように解説している。
私が今まで一貫して見て来たリアクションは二つあります。今までに学んでしまったろくでもないアイディアを取り除くのに苦戦して頭が痛いというものと、私たちが提案した可能性を理解できて幸せというものです。
Qi4jは未だ新しく不安定である。現時点ではまだ彼らはフレームワークを安定させ、このコンポジット指向のプログラミングのアイディアを発展させコミュ ニティに導入しようとしている段階である。また彼らは人々がこのフレームワークをいきなり使用するレベルには到達していないことを認め(source)、来る2ヶ月間でこの概念を良く理解することを提案している。