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Web 2.0 Expo Tokyo:ティム・オライリー氏と伊藤穣一氏が対談 日本市場について語る

2007年11月15日16日、東京にてWeb 2.0 Expoが開催された。
初日のKeynoteは、10年ぶりに来日したティム・オライリー氏の挨拶の後、ティム・オライリー氏と伊藤穣一氏による対談が行われ、日本に関する話題が語られた。

オライリー氏から、日本市場への海外からの参入について質問された伊藤氏は、日本市場への海外からの参入の難しさについて語り、そして、日本参入には、Microsoftの西氏やYahooの孫氏のような、強力な日本のキーマンが必要である語った。

また、伊藤氏は、日本が特に進んでいる点としてモバイル分野を挙げ、日本のモバイルユーザが世界で一番進んでいると語った。
その例として、Mixi(日本最大のSNS)へのアクセスがPCより携帯が多くなった事、ユビキタスなサービスである「お手伝いのGPSを使ったマッチングサービス」の「おてつだいネットワークス」をあげた。
また、セカンドライフの携帯版が日本で開発された事もあげ、携帯分野での日本の先進性を語った。

その他、ゲーム業界の話や、日本での起業の難しさなどが語られた。

この対談の中で、オライリー氏から「アメリカではWeb2.0の次はモバイルだと考えられている」と何度か発言があった。
また、オライリー氏は、「Web1.0は閉鎖された世界だったのが、Web2.0からオープンな世界になり、多くの人にチャンスがある。」と語っている。
先進的なモバイルサービスが展開されている日本は、このモバイルのサービス分野でのイノベーターとなれるのではないだろうか。そのチャンスは、大企業だけではなく、個人やベンチャー企業にもきっとあるだろう。

 


以下、Web 2.0 Expo Official Guidebookより引用
伊藤穣一
株式会社ネオテニー 社長兼CEO
株式会社デジタルガレージ共同創業者/取締役
日本のインターネット黎明期からエコシス、デジタルガレージ、インフォシークなどのネット関連企業を立ち上げる。2000年に興したネオテニーではIT関連ベンチャー企業の支援・投資をスタート。現在は、デジタルガレージ共同創業者/取締役、シックス・アパートジャパン会場、テクノラティジャパン取締役、ネオテニーCEOの他、ICANN理事や、Creative Commons会長、Mozilla Foundation理事なども務め、つきの半分以上を海外にて活動している。

 

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