Webフレームワーク選択の世界ではデベロッパたちは未だ独自のものを作っている

No Fluff, Just StuffカンファレンスのスピーカーであるNeal Ford氏は最近Craptaculous Web Framework(source)に関する記事を記している。またそこで彼はどのWebフレームワークが使用されているかというトピックに関連したこれらのカンファレン スで行われたJayの世論調査の結果を公開している。

通常Strutsがその数を支配している（最近彼は一体何人が新たなプロジェクトにおいてStrutsを使用しているか調べていたがその場合数が激減している）。また彼はWebフレームワークを嫌になるほど羅列している（結局Javaの世界では数え切れないほどあるのだ）。そしてパネル上にて私は何人の人 々が彼ら独自の、自家製の”Craptaculous"フレームワークを使用しているか聞いた。面白いことにいつも手を上げる人がいる。そして自家製の Craptaculousフレームワークは良く知られているJSF（神様に感謝）や Tapestry（なんとも恥らしい）のようなライバルを打ちのめしている。

Neal氏の意見においてこれはウェブフレームワークに関するJavaの世界における混乱を証明している。もし人々に3つしかチョイスが与えられていな かったらそれをしばらく比較してみる事ができるが、10か20の代替案を提示された時には麻痺が生じて最後にはStrutsを使用するかもしくは彼らの自 家製フレームワークのもう一つのバージョンを作ることになると論じている。彼はこの状況を"Paradox of Choice:Why More Is Less"(source)の中で提示されている店内販売のジャムの典型例に類似していると考えている。

小さなブティックが客を楽しませるためにジャムのサンプルを配り始めた。彼らが3つの異なるフレーバーを出すと客達はそれを試し、ジャムの売り上げは跳ね 上がった。それじゃあより多いのがより良いはずだ。ブティックの店員達は今度は10の異なるフレーバーのジャムを出してみた・・・とすると売り上げが急降 下したのである。チョイスがたくさんありすぎると人々の決断能力は停止してしまうのだ。

Neal氏はGroovyの場合において主要なウェブフレームワークとしてのGrailsは言語の採用の促進に役立つことも述べている。それはJVMの上 で動作するのでGrailsは”Javaデベロッパが未だに使用している自家製Craptaculousフレームワークからの救い”であるとさえも信じて いる。ブログ上で他のコメンターたちはこれらの市場においてはより多くの分裂が存在しているという意見を持っている。Pythonの世界においてはフレー ムワークの数が20から4に減りどれも目だって優れたものではない一方、.NET内におけるほかのチョイスはMonorailと期待されつつある ASP.NET MVCである。これに関しては最近Jonathan Allen氏がInfoQ.comにて取り上げている(source)。

選択肢がたくさんありすぎて時として独自のソリューションを好むことがあるが、他の言語内でのWebフレームワークの増加はチョイスが良いかもしれないことを証明しているとCharlie Collins氏は論じている(source)。

そうですジャムを買う時私は5秒で決断するので”あまり選択肢”はありません。でも結婚相手を選ぶとき、住居を購入する時かもしくはフレームワークの選択のような長期間または高額なコミットメントを行う際には選択肢が少ないのは嫌でもっともっとチョイスが欲しいのです。

Charlie氏は複数のJava Webフレームワークがある事を信じている理由を説明した。

Javaにおける本質的な論点はウェブフレームワークの過多である。しかしここに摩擦があり、それが異なる方法で問題を解決しようとするたくさんの人々で 埋められた複雑なスペースなのである。（問題のほとんどは彼らのせいではなくむしろHTTPの働き方なのだが）もしあなたがそこを助けようとしてフレーム ワークを選ぶのならばあなたの条件が何なのかを決断するのと何があなたのニーズを満たすのかという事に最善の決断が下せるようにフレームワークの詳細に目 を向けるのに一肌脱いで五秒ではなく30分、または1週間でさえもかけて欲しい。 　　

これを新たな方向から見据え、その問題を違った方法で解決しようとしている才能ある人々はむしろこの逆よりもJavaスペースが私の頭の中でどれだけオープンでまた健康であるかという事を反映させている。