Dion Almaer氏はRhino on Railsの生みの親であるSteve Yegge氏とのインタビュー(source)をpodcastとして配布している。Yegge氏の初期のブログ(source)投稿はソフトウェア開発者達のコミュニティから多くの支持を得ていた。Rhino on Railsは有名なRuby on RailsフレームワークのJavascriptへの移植である。今はまだGoogle内部でのみ使用されているが、Steve Yegge氏と彼のチームは今夏にはオープンソース化したいと考えている。Yegge氏は去年夏のFoo Campと彼のブログ(source)の中で初めてRhino on Railsのことを発表した。インタビューで Almaer氏は次のような質問をしている。
- Rails を JavaScriptに移植しようと思ったきっかけは?
- JavaScriptに Ruby のようなメタプログラミングを可能にする能力がないけど、何を実現できなかったか?
- Rails は Activeと名のつくライブラリの集まりでできているわけだけれど、それを全部再実装したのか?
- 全体を JavaScriptで実装することで何か得るものはあったか?
- JJSの存在意義は?サーバサイドJavaScriptがクライアントサイドJavaScriptを生成することに何か意味はあるのか?
- Rhinoの現状は?
- RhinoはJavaScript2をサポートするのか?
- JVMを使用することで得をしたことは?
- ActiveRecordを Hibernate で実装することの問題点は?
- これから使ってみたい他の面白そうな言語は?
インタビューでYegge氏はプロジェクトについて幾つかの興味深い事柄について語っている。Railsの移植言語としてJavascriptを選択した理由はGoogleの社内でJavascriptに対するサポートが恵まれていたためである。Ruby on RailsからRhino on Railsへの移植は、Ruby on Railsのバージョン1.2から始まった。ユーザはRuby on RailsでおなじみのAPIをRhino on Railsで使用することができる。強力なドメインモデルライブラリで作られたRailsのデータベースモデルオブジェクトであるActive Recordは現在含まれていないが、Yegge氏はActive RecordをRhino on Railsに加えることを検討している。Rhino on Railsがリリースされたら、おそらくJettyで動作し、GWT(source)もサポートするかもしれない。Yegge氏は並列処理サポートがなされたJVM上で動作するRhinoと彼の実装たRailsの組み合わせは、Ruby on Railsをスケーラビリティで凌駕すると考えている。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/02/rhino-rails-interview