プラットフォームのオープンソースへの遷移に加えて、教育機関向けに個別購入や一括購入における値引きをおこなっている。Sun SPOT Deviceは小型のワイヤレスで、電池式の試行的なプラットフォームである。全体的にほぼJavaでプログラム可能であり、ごく一般のプログラマーがか つては内蔵システムの専門的な開発スキルを必要としたプロジェクトを作成することを可能にする。ハードウェアのプラットフォームには、容易に外部のデバイ スとインターフェースで接続する機能がある他、一連の内蔵センサーも含まれている。
Sun SPOTテクノロジーは非常に多くの目的でコミュニティに採用されている。Bruce Hopkins氏は、Sun Mobility Tech Tip on utilizing Sun SPOTs for ultra-low bandwidth communicationを著した(ブログ・英語)。「このテクノロジーを作成したのは、学生や教育者を刺激して新しく創造的で便利なアプリケーションを開発する気にさせるためだったか。それは、 Project Sun SPOTのビジョンの核である」とSun Microsystems LaboratoriesのリサーチディレクターであるRoger Meike氏は言う。「GPL V2ライセンスのもとSun SPOTをオープンソースするというわれわれの決定は、デベロッパの成長しつつあるコミュニティをサポートすることの表れであり、新しい価格設定によって 教育機関が世界中の学生たちにこのテクノロジーを届けることを可能にする。いたるところで革新が起こっており、新しいコミュニティ内での開発を奨励し、促 進する新しいツールやテクノロジーを提供していることにわれわれは、興奮している」。
またTerrance Barr氏は、 最近さまざまな方法でSun SPOTテクノロジーを利用している個人による多数のビデオ例を提示した。米国国防総省および各産業において、低データ率(またその結果、低電力消費)でワイヤレス通信を必要とするいくつかのアプリケーションがある。たとえば、最新の自動車にはタイヤの空気圧を監視するシステムが備わっている。
どのようにしてタイヤの空気圧に関するデータがそれぞれのタイヤから自動車に内蔵されたコンピューティングシステムに送られ、最終的にダッシュボードに送 られるのかと疑問に思ったことはないか。明らかに、タイヤのセンサーとダッシュボードのデータバスをつなぐ線など存在しない。そこで考えられるように、タ イヤの空気圧センサーからデータを読み出すための、利用可能なある種のメカニズムがあるに違いない。ついでに言うならば、そのようなメカニズムはワイヤレ スであり、中断なく長時間の運用が可能である。
- ワイヤレスにRSSフィードを読み、表示する。
- テレメトリに処理する。
- 向きを感知する。
- 電波信号を処理する。
- 任天堂 Wiiのコントローラーをエミュレートする。
SquawkはJava言語向けオープンソースのバーチャルマシンで、バーチャルマシンの優れたビルド方法を検証している。 ほとんどの工業用のバーチャルマシンは、Cやアセンブラーなどの低レベル言語で記述される。バーチャルマシンは、より高度の言語で記述することで単純化す ることができ、VMが実装している言語でVMを実装することで、さらなる単純化が可能であると考える。Sun SPOTデバイスの入手に関する詳細については、Sun SPOTの製品ページ(source)を参照するか教育機関向けの割引き(source)についてを参照。 Squawkバーチャルマシンについて詳しくは、Java.netホームページ(source)を参照。
原文はこちらです：http://www.infoq.com/news/2008/02/sunspot_opensource