先月初旬、Eclipse FoundationがHiggins 1.0のリリースを発表した(source)。Higgins(source)はEclipse FoundationのID管理ソリューションの一式であり、オンライン認証の一貫性を簡略化したり、付加したりすることを目的に作成された。 Higginsで提供されるソフトウェアのインフラストラクチャーは、具体的には複数の認証プロトコルによって一貫した対話を提供することを目的としてい る。
Higginsは、 情報カードの概念を元にビルドされる。情報カードは、単にデジタルIDのビジュアル表示である。Higginsのさまざまなコンポーネントは、 エンドユーザが情報カードとやり取りすることの支援と、それぞれのアプリケーションでデベロッパが認証という形式で情報カードをサポートできるようにする ことを中心としている。
情報カードを使用可能にするHiggins提供の3つのコンポーネントは以下のとおりである。
- GTK/Cocoa セレクター(source)には、Webサイトがiカード認証を要求したときに選択インターフェイスを起動するFirefox拡張がある。
- Eclipse RCPベースのデスクトップアプリケーション(source)はInternet Explorer 7との統合をサポートし、Webサイトの要求でiカードの選択をするように指示する。
- 分散、内蔵型Firefoxプラグインベースのセレクター(source)は、上記2つのソリューションがローカルレジストリおよび情報カードの管理向けの選択サービスを 提供する一方、このソリューションは分散カードレジストリとして動作するように、リモートサーバを使用することを早い段階で表示している。
第三に、Higgins Global Graph (HGG)データモデルおよびHiggins Identity Attribute Service (IdAS)を実装する。既存のIDデータの「サイロ」の相互運用性および移植性抽象化層を提供するフレームワークを、デベロッパが所有している。 IdASは初めてディレクトリー、リレーショナルデータベースおよびソーシャルネットワークを含む異種データソースを越えて、IDやソーシャルネットワー クデータを「つぶす」ことを可能にした。
HigginsのHGG/IdAS層はOpenID、WS-Trust、SAMLおよびLDAPのような認識プロトコル間での統合の機会を提供する。Higginsは、ID管理ソリューションを提供するIBM、MicrosoftおよびNovellのような企業から業界支援を受けている。Microsoftは、Higginsの情報カードと同様のテクノロジをWindows CardSpace(2006年発売開始)(source)で生み出した。HigginsのIDセレクター はCardSpaceで使用可能なアプリケーションに準拠している。
Eclipseのプロジェクトページ(source)でHiggins IDソリューションに関する詳細が利用可能であり、Higgins 1.0ソリューション(souece)やコンポーネント(souece)のダウンロードが可能である。
原文はこちらです: http://www.infoq.com/news/2008/02/higgins_1_0