多数のカスタマーおよびISVからのフィードバックに基づいて、SunはJava SE for Business(source)サポート提供の作成を決定した。それはSunが提供しているJava SEリリースのアップデート時間を延長するものである。これは、有償サポートの加入によって可能である。SunのClient Software Groupの副社長であるJeet Kaul氏によると、以下のとおりである。
旧リリースでJavaアプリケーションを実行しているカスタマーおよびパートナーは、新リリースに移行するか、Java SE for Businessに加入して、引き続き重要な可用性、セキュリティーアップデート、また既存のアプリケーションの新たな操作環境サポートを受けるかの選択をすることができる。
企業向けのライセンスとして、1従業員につき1年ベースの価格で提供されるので、Java SE for BusinessはStandard、Premiumおよび Premium Plusの3つのレベルが利用でき、Solaris 10、WindowsおよびRed Hat Linuxで実行している1.4、5.0および6.0バージョンに利用可能である。Java SE 7.0は2009年にリリース予定である。Solarisのカスタマーは追加料金なしで Java SE for Business を利用することができる。
以下は、サポートへの加入により提供される機能およびメリット(source)の一部である。
- メンテナンス期間の延長:Java SE for Businessには最高15年のメンテナンス延長がある。現在Java SEのメンテナンス期間は3年である(かつては6年)。
- 標準リビジョンでの重要な修正への高速アクセス:PremiumまたはPremium Plusカスタマーは、次回に利用可能なリビジョンやアップデートで、検討すべき重要な修正を要求することができる。
- カスタムリビジョンでの主観業務のサポート:必要な修正を含む新しいカスタムリビジョンについては、Premium Plus customersは追加料金で利用可能である。
- Sun xVM Serverサポート:カスタマーはシステム管理を自動化することができ、Sun xVM Server(source)および xVM Ops Center(source)を使用して、オペレーションを統合することができる。
- Java VisualVM(2008年秋、利用可能):Javaアプリケーションでの信頼性、可用性または拡張可能性の問題の根本原因の追跡を可能にするツール。
- 新たなJavaプラグイン(2008年秋、利用可能):Javaクライアントアプリケーションが、Java SE for Businessの複数のインスタンスおよびリリースファミリーを、ブラウザの1つのインスタンス内で実行することを可能にする。
WindowsでJavaアプリケーションを実行したり、長年Java SE 1.4に大いに依存しているJava SE for Businessカスタマーのその他の利点が、Gavin Clarke氏(source)によって説明された。
重要なことは、Sunの有償サポートにより2002年に立ち上げられたJava SE 1.4がアップデートされ、MicrosoftのWindows Server 2008で動作するようになることである。言い換えると、これはJava EEを使用するBEA WebLogicおよびOracle Application Serverのような古いバージョンの製品が、この新しいMicrosoftプラットフォーム上でより適切に実行されることを意味する。
従来のJava SEは、引き続き自由にダウンロード可能であり、SunはJavaプラットフォームの開放を引き続き約束している。これは1年以上前のケースであるので、 Java SEのリリースはOpenJDKオープンソースコミュニティ(サイト・英語)の一部としてGeneral Public Licenseバージョン2のもと、継続的に開発される予定である。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/04/Java_SE_For_Business