あなたのアプリケーションで使用するJEEサーバを選定する場合、あなたにはたくさんの選択肢がある。どのアプリケーションサーバが最適であるかを知っていることが重要である。先ごろ、Jonathan Campbell氏は少数のJEEアプリケーションサーバを取り上げ、有益なコメントはもちろん、驚くべき結果を見つけ出した。
Jonathan 氏がJavaworld向けに少数のJEEアプリケーションサーバを比較したのは、それほど前のことではない。そのときに比較したJ2EE サーバは、JBoss 4.2、Geronimo、Tomcat 6であった。このプレゼンテーションの中では、サーバの機能、アプリケーションの配備、そして性能についての比較が行われた。
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EE 5準拠
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3.0対応
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JSP 2.1、Servlet 2.5への対応
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Hibernate 3.xのサポート
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クラスタリングのサポート
機能の比較のほかに、Jonathan氏は性能のベンチマークも行っていた。簡単なJSPとサーブレットを使い、同時セッションを維持しながらのユーザ接続のスピードはもちろん、セッションの生成処理の仕方を調べるテストが行われた。 Geronimoが勝者となったが、これは最も多くの機能を備えているために得点が高かったことによる。Jonathan氏は、総合的に見て、比較したどのサーバでも役割はきちんと果たすという結論を出した。各JEEアプリケーションサーバの比較方法はもちろん、比較された機能の全リストはこちら(source)で見ることができる。
今回は、別のJEEアプリケーションサーバの組み合わせで比較が行われた。今度比較したのは、Glassfish 2.0、JBoss 4.2、WebSphere 2.0コミュニティエディション（Geronimo）、Weblogic 10である。この新しい組み合わせのJEEアプリケーションサーバの比較でも、前回比較した機能と同じものも考慮にいれられた。
純粋な機能の観点では、Geronimoが１位となり、Glassfish 2.1が一歩及ばず２位であった。これらのサーバについても性能のベンチマークが再び行われたが、今回はjRealBenchと呼ばれているアプリケーションが使われた。JRealBenchは、現実的なベンチマークを明らかにするために設計されたものであり、２回目以降の要求はもちろん、最初のページ要求の際のセッション生成のテストに注力している。ベンチマークでも再びGeronimoが優位に立ち、２番目はJBossであった。
.お金を最大限に活用するのであればGeronimoが１位である、とJonathan氏はまたもや結論付けた。この結論が引き金となり、結果の妥当性に疑問を示すたくさんのコメントが寄せられた。ある主張は、WeblogicのJRockitのように、JEEアプリケーションサーバにはそれぞれ独自に最適化されたJVMがあるという考えに基づくものであった。そうしたJVMでは付加的な性能が提供されているが、今回の比較では考慮されていない。またある者は、非営利団体のSPEC（Standard Performance Evaluation Corporation：標準性能評価法人）に言及しているが、SPECではしばらくの間、JEEアプリケーションサーバのベンチマークが行われている。
最後に、Jonathan氏は主要なJEEアプリケーションサーバのいくつかについて、単純なベンチマークの比較をそのまま提供している。比較された機能の全リストと結果はこちら(source)で見ることができる。