週末を通じたeRCPニュースグループへの投稿(source)で、eRCP(source)をOSGiスタンダードとして推進する提案がなされた。
組み込みRich Client Platformは、SWTに基づいたウィジェット(eSWTと呼ぶ)の縮小セットおよびJFaceに基づいた高位ウィジェット(eJFaceと呼ぶ)で ある。SWTおよびJFaceの使用方法を分かっているデベロッパは、APIが組み込まれたものとほぼ同等であることを知ることになる。また両者とも Equinox上で実行するので、デベロッパはRCPおよびeRCPに対して実行するバンドルの開発ができる。
携帯電話のデベロッパはすでにeRCPに遅れをとってしまっている。直近の発表はSprintのTitan環境(source)であり、それはJ2ME Foundation Profile VMの上にeRCPを使用する。しかしNokiaはかなり重点的にeRCPをサポート(source)している。Android(source)とは違う方向であるが、OSGiバンドルは Androidでも実行可能(source)である。
本年度のTop Eclipse Committer賞(source)を受賞したChris Aniszczyk氏(昨年度はTop Ambassador賞(source)を受賞)は、おおむねその提案を支持しているが、コントロールの所在(source)に疑問を抱いている。
... 良いアイディアのようであるが。まだコントロールの所在に一抹の不安がある。この仕様は、OSGi コミュニティが今後eRCPにあるコントロールに対して指示するようになることを示唆しているのか?これにより、Eclipseコミュニティによって制御 されているRCPスタックにどのような影響があるのか?EquinoxがOSGiの参照実装であるように、EclipseのeRCPプロジェクトは参照実 装になるのであろうか?
その提案がOSGiの標準化でさらに促進されるかどうかに関わらず、JCPによって妨害されずに(参考記事)やがて進化する可能性を秘めた標準アプリケーションフレームワークを実現することについて、携帯電話コミュニティには多くの利害があることは明らかである。
OSGiスタンダードとしてeRCPを形式化することは助けとなるのか、それともプラットフォームにとって障害となるであろうか?