Mozillaプロジェクトは、Firefox 3 Release Candidate 1 (RC1)(source)をリリースした。Firefox 3の新機能には、Javascript 1.8、DOMおよびHTMLの変更、マイクロフォーマットサポートおよび拡張Canvass実装のサポートがある。
Mozilla Corporationは、Javascript 1.8スペックからの機能をJavascript 2.0へ実装することに向けた取り組み(source)を続けている。新機能には、式クロージャー、ジェネレーター式およびネイティブエンコード方式およびデコード方式が ある。式クロージャーは、ラムダノーテーション(source)を模倣する単純な機能を定義する簡略化メソッドである。ジェネレーター式はカスタム機能を定義せずに、ジェ ネレーターの作成を可能にする。JSONエンコードおよびデコード方式は、言語自体へ形式化し、Prototype(サイト・英語)およびjQuery(サイト・英語)のような Javascriptライブラリのユビキタス機能である。
HTMLおよびFirefox 3のDOMに対する重大な変更は、セキュリティの改善および基準遵守に関連している。Firefoxチームは、フレームやIフレームが親ドキュメントの文 字セットを継承することを可能にするセキュリティホールを修正した。また、リモートホストやファイルアップロード時のクロームアクセスでの脆弱性にも取り 組んだ。改善されたドラッグアンドドロップサポートや、フォーカスマネジメントに関する新たなDOM属性といったHTML 5スペックの新機能は、Firefox 3にもある。
Firefox 3には、Javascriptデベロッパが利用できる新しいグローバルなMicroformatsオブジェクトがある。このAPIは、ある共通マイクロ フォーマットのディスカバリーと解析を扱う。アドレス情報のadr、空間座標のgeo、コンタクト情報のhCard、カレンダー予約のhCalender およびドキュメント(source)にしたがったタグが、「他のマイクロフォーマットにタグを追加するために使用される」。
正式なWHATWG(サイト・英語)スペック(source)の域を越えて、Firefox 3はCanvassエレメントを拡張する。すなわち、Canvass面にテキストを描く機能を提供している。またFirefox 3は、Canvassオブジェクトの変換機能をサポートしている。
Firefox 3 RC1にはアニメーションPNG(APNG)サポートを含む、追加機能がある。Mozilla Developer Center(source)で詳細(source)が確認できる。Firefox 3 RC1は、プロジェクトWebサイト(source)からダウンロードすることができる。
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