さて、今晩、RailsがRubinius下で静的、動的の両ページを動作させたことをお知らせできるのをとても誇りに思います。これまでは、Railsをロードさせようという試みさえ妨害されていました。ロードだけ試み、ロードして動作する位まで、しつこく粘ることに決めました。
今回の成功を全体として把握すると、次のようになる。これまでRailsをサポートしていたのは、Ruby 1.8.xとJRuby 1.xだけであった。IronRuby(source)や最近発表されたMagLev(Gemstoneが構築)(source)など、その他のRuby実装はRails実行を目標に取り組んでいる最中だ。
はっきりさせておくが、Railsの全機能と既存アプリケーションをサポートするようになるまでには、Rubiniusチームにはまだやらなければならない作業が残っている。しかし、RailsはRubyの多数の機能や動作を活用するため、Railsを起動できるだけの能力でも、Ruby実装においては重要な画期的出来事と見なされる。
Rubiniusチームの一人、Wilson Bilkovich氏(source)は、RubiniusではActiveRecordのサポートも浮上し始めていると指摘している(source)。今ではMerbがRubinius上で動作する(source)とも、氏は報告している。MerbのRubinius上での動作は、RubiniusへのRuby Gemsのサポート追加(source)から2、3ヵ月後のことである(Merb(サイト・英語)にはRuby Gemsのサポートが必要)。
Rubiniusについては、InfoQのコンテンツ(source)でさらに詳しく調べることができる。Rubiniusの基本については、Evan Phoenix氏(source)もしくはWilson Bilkovich氏のインタビュー(source)をご覧あれ。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/05/rubinius-runs-rails