(source)。これはOpenJDK6を対象にした、IcedTeaのバージョン1.2ということを表している。バージョンは1.2には、1.1 からの変更点がいくつかある。
- b09へのアップデート
- PYCCとLINEAR_RGB ICCに関するlcmsライブラリの追加
- プロファイル
- midiサポートのためのにGervillの統合
- JTregの統合
- javaws/NetXの修正
- セキュリティの向上、ソケット権限の名前によるキャッチ
- ランタイム
- JNLPサービスAPIの残った箇所の実装(Print Service, JNLPRandomAccessFile)
- アプレットのフォーカスのバグフィックス
オープンソースコミュニティがOpenJDKを選択するようになってからは、コミュニティになじむように、OpenJDKの内部自体が変化してきている。 Java SEのチーフエンジニアであるMark Reinhold氏は、OpenJDKの規約について最初の修正を行うというアナウンス(source)を先週行った。最初の規約はすでに失効していたため、修正が必要であった。
Reinhold 氏はOpenJDKメンバーがコミュニティとしてプロジェクトに関わり続けられるようにするための規約改定作業が遅れていると説明している。これらの主要なコミュニティの一つがIcedTeaプロジェクトである。Reinhold氏はまた、暫定に管理委員会がSunからの独立を保つという恒久的なゴールについては達成されていないが、この点を改善するように作業をしているところだ、と述べている。この規約では暫定の管理委員会は1年間の期限後に解散するということを規定しています。これは3週間前の2008年5月8日でした。私たちはまだ新しい規約を用意できていません。
まだドラフト段階です。
そのため、正式な管理委員会の文書のドラフトでは、むしろ、コミュニティとの共同作業をサポートする効果的なコードやインフラ (source)にエネルギーを注いでいます。
これらの目的を達成するために、まずは規約の期限を延長し、委員会の人数を5人から7人へ拡張するという変更がされようとしている。
IcedTea プロジェクトに関する詳しい情報や、最新情報はIcedTea wiki(source)にある。また、OpenJDKプロジェクトに関する詳しい情報はOpenJDKの公式ウェブサイト(source)で知ることができる。
GNU ClasspathチームとRedHatの開発者が一緒になり、IcedTeaプロジェクト (source)が立ち上げられた。このプロジェクトは OpenJDKの中に残る独占的使用権を持つコードを、オープンソース実装で置き換えることを目的としている。GNU Classpathにより、OpenJDK内に残る独占的使用権を持つ数多くのバイナリのプラグインは、GPLライセンスの代替実装に置き換えられていった。IcedTeaプロジェクトはこうした活動を通じて、RedHat Fedora Linuxディストリビューション(source)のようなプラットフォームに簡単に組み込むことのできるOpenJDKを構築している。Fedora 9には機能的に完全なOpenJDKパッケージが含まれている。このパッケージに対して、IcedTeaプロジェクトが一部貢献している。
バイナリのみがリリースされている独占的使用権を持つプラグインの問題の解決することだけが、IcedTeaプロジェクトが立ち上げられた理由ではない。OpenJDKの中には、プラットフォームの移植性が低いという問題もある。
ハイパフォーマンスJITに関しては「shark」プロジェクトが取り組んでいる。現在はGary Benson氏が開発を行っている(source)。Genson氏にとっての「shark」プロジェクトのゴールは、完璧なプラットフォーム移植性を持つJITを作成することである。彼のブログ(source)ではプロジェクトの状況が日々更新されている(source)。