Impalaプロジェクトチームは初のマイルストーンリリースを出したばかりで、そのリリースはここでダウンロードできる(source)。今回のリリースはEclipseとAntに緊密結合しており、また、サーブレット・コンテナのオプションとしてTomcatとJettyをサポートしている。最終的な1.0版のリリースでは、NetbeansとIntelliJ向けのIDEサポートも追加される予定で、JDeveloperについても検討中だ。Spring MVCのサポートに加え、包括的なWebインテグレーションのメカニズムも計画されている。現在のImpalaはOSGiに準拠していないが、最初のフルリリースでは準拠を予定している。
ロードマップによると、初のマイルストーンリリースには以下の機能が実装されている。
- インタラクティブ・テストランナー:テストの実行に加え、モジュールのロードや更新、リロードも可能なJavaのメイン・アプリケーション
- スィート・テストランナー:インテグレーション検査一式の効率的かつ高速な実行をサポート
- 単純なスカッフォールディング(scaffolding)により、新規プロジェクトの構築が可能に
- Eclipse Webアプリケーションランナー(Jettyを利用)により、ビルド無しでマルチモジュールのWebアプリケーションの開発が可能に
- warデプロイメントビルド - warファイルの作成をサポート。warファイルは標準JEEアプリケーションサーバーもしくはサーブレット・コンテナにデプロイ可能
- Jetty向けの非warデプロイメントビルド - Jettyサーバーを組み込んだ専用デプロイメント機構
- アーキテクチャ内の欠点を削除する内部リファクタリング
- Spring MVCを用いて、マルチモジュールで動的にリロード可能なWebアプリケーションの構築をサポートする、Spring MVCインテグレーション
- JUnit 3.8のサポート。特にインタラクティブ・テストランナーにおけるサポート
- ファイルシステム変更ディテクターを使った自動のモジュール更新
- JMXのadministration consoleを使った手動のモジュール更新
- リリースバージョンの自動タグ付け機能がついたデプロイメントビルド
- Impalaベースのアプリケーションで使用可能なAntベースのビルドシステム
ImpalaはSpring OSGiと明らかに重複しており、Impalaのブログには(source)両者を比較したエントリーがある(source)。ImpalaプロジェクトではOSGiとひとまとめにし、最終的にはImpalaアプリケーションの代替ランタイムとしてOSGiを使用可能にしようと検討中である。
Impalaのプロジェクトリーダーは、同プロジェクトへのコミュニティの参加を切望している。興味のある方はこちらをご覧いただきたい(source)。
原文はこちらです: