IronRubyは数年前、Railsの未修正コピーを通じて、いくつか単純な要求をしました。今日は、RailsConにおいて、でわれわれのこれまでの進歩をお見せしようと思います。こちらは、IronRubyにとっては重要な礎石であり、代替Rubyの実装の世界へ「参加するためのチケット」です。
またJohn Lam氏は、IronRubyに関する批判についても指摘している。
2007年2月に、IronRubyに 取り掛かりました。今ちょうど15ケ月が経過しましたが、世間で言うところの「Railsの単独性」まで到達しました。こんなに速くここまでできるとは思わなかったと言ったり、この目標を達成できるとは思わなかったと言う人もいました。しかし、われわれはそれを成し遂げました。われわれ自身で、コミュニ ティからの支援を受けながら、独自の方法で実現しました。まだ始まったばかりです。
RubiniusがRailsを実行したという発表であったように、Railsのフルサポートには依然として多くの課題が残っていることを心に留めておく必要がある。
その他のニュースとしては、Ruby 1.8.7のプレビュー4(参考記事)後間もなく、Ruby 1.8.7の最終バージョンがリリース(source)された。Ruby 1.8.7のプレビューバージョンの以前の記事(参考記事)で、新機能やAPIの修正について確認するとよい。
最後になるが、Rubiniusコミュニティはパフォーマンスの改善を検討している。William Morgan氏(source)は、Rubiniusでメッセージの送信のインライン化(「メソッドの呼び出し」)のための、さまざまなオプションを調べた。送信サイトや 受信側の多種多様なタイプのインライン化の方法について提案をした後(source)、William氏はコードの仮バージョンのgitリポジトリへのリンクを掲載した(source)。 Rubyにおいては、メッセージの送信コストを削減することが特に重要である。基本的に、インライン化は送信サイトを呼び出し先メソッドのコードで置き換える。それによりメッセージ送信のオーバーヘッドを除去する。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/ironruby-rails-ruby187-inlining