SQL Server PowerShell Extensions
PowerShellがこれからの数年間、Windows管理者のもっとも重要な言語になることは確実だろう。さらに、SQL ServerなどのMicrosoftサーバ製品に豊富なPowerShellサポートが追加されるとあればなおさらである。
Michiel Wories氏はSQL Server PowerShell Extensionsの最初のバージョンで計画している重要な機能を以下のように挙げている。
- すべてのSQL Server拡張を事前にロードし、構成済みのPowerShell環境を提供する小さなシェル
- SQL Serverエージェントとの統合 – PowerShellによる新たなジョブ サブシステム
- QL Server Management Studioとの統合 – オブジェクト エクスプローラにおける各ノードのコンテキストメニューの追加(接続コンテキストを再利用。SQL Securityも含みます!)
- 4つの新たなプロバイダを追加! – SQL Serverのリレーショナルエンジン、レジスターサーバ、データコレクション、SQL Server Policy Managementのための新しいプロバイダ
- SQLCMDとの統合 –PowerShell内でSQLCMDと互換性のあるスクリプトを実行可能(SQL Serverの接続コンテキストを再利用。プロバイダのデータベースコンテキストも再利用します!)
- SQL Server Policy Managementとの統合 –すべてのポリシーを評価可能
- 多彩なコマンドレット –SMOのURN文字列のPowerShellパスへの変換や、SQL識別子のエンコード・デコードなどのプロバイダのサポート
- SQL Server PowerShellの再配布 – SQL Server PowerShellをアプリケーションと一緒に必要なマシンにインストール可能(これはまだビルド中でリリースに向けて準備中です。入らなかったらごめんなさい)。
- SQLPS、上で言及した小さなシェルですが、これは由緒正しいSQLCMDの代わりになるものです。このシェルはPowerShellのインスタンスですが、SQL Serverを利用するためにあらかじめ構成済みになっています。ただし、これには一点だけトレードオフがあります。SQLを事前にロードするために必要なすべてのものが用意されていますが、他のスナップインのロードには対応していません。将来、この制限はなくなる予定です。
SQLPSの代わりとして、Windows管理者は普通のPowerShellを使うこともできる。この場合、手動で各拡張をロードするか、初期化スクリプトを使う必要がある。初期化スクリプトのサンプルは(リンク・英語)Michiel氏が提供している。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/PowerShell-SQL-Server