先日、VMwareのCEOが、長い間CEOを勤め、会社の創立者でもあるDiane Greeneから、Paul Maritzに交代したことは(リンク)、業界アナリストたちを驚かせた。Maritzは、2000年に退職するまで14年間、Microsoftで働いていた。彼が最近、働いていたPi(クラウドベースのソリューションにフォーカスして創立された会社)は、VMwareの親会社であるEMCによって、2月に買収されている。この交代の理由を知る手掛かりの一つは、以下のプレスリリースにある。
...VMwareは、第2四半期の指針を更新していませんが、私たちは、2008年のすべての収益が、2007年よりも50%成長するという前回の指針を、やや下回るだろうと予想しています...
GigaOMでは(リンク)、結果として株式が、30%下落したと報告している。また、EMCの上司との衝突に言及して、Greeneの離職は、財政上というよりも、政治上のものであると、推測している。これは、The Registerでも、大きく伝えられている(リンク)。
VMwareの長であるDiane Greeneを解雇することで、EMCの最高権力者であるJoe Tucciは、彼の個人的な好き嫌いの方が、投資家たちの広範な利益よりも重要であるという、メッセージを送ったのです。それは、過去5年間にわたり、投資家たちのために、ほとんど何もしなかった重役に対して、期待していることではありません...
そのほかにも、ZDNetでは、XenやVirtualBoxなどのオープンソース製品も、同じように役割を果たしたかどうか考えている(リンク)。最後に、Virtualization.infoが指摘することが、最も重要なことだろう。
...VMwareの主任研究員であるMendel Rosenblumが、彼女の夫でもあることは、強調しておくべきでしょう。この交代が、もし親会社であるEMCに強いられたものであるなら、VMware経営陣の全体に、非常に大きな波及効果をもたらすかもしれません...
InfoQでは、VMwareにおける本日のCEO交代による、どんな波及効果についても、フォローを続けるつもりだ。仮想化市場に関するさらなる情報は、新しい仮想化のトピックや(参考記事)、業界を概観する最近の記事を(参考記事・英語)参照してほしい。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/07/vmware-ceo