Appleの最新のソフトウェアリリースをじっくり見てみると、別の動的言語であることが分かる。Rubyである。もっとも明確なのは、MacOS X向けRuby 1.9ポートであるMacRuby(参考記事)で、Objective-CのマチュアなランタイムおよびGCを使用して、Objective-CベースのCocoaとの統合を容易にする。
別の例は、iPhone Configuration Web Utility(リンク)である。iPhoneをEnterpriseで使用するためのツールで、企業内でiPhonesを管理することができる。 Configuration Utility'のユーザガイドをじっくり見てみると、Ruby on Railsで記述されていることが分かる。(以下、ユーザガイドからの抜粋:)
installpath/vendor/rails/railties/lib/commands/servers/mongrel.rb
ツールはMacOS XではMongrelそしてWindowsではWebrickを使用する。
SproutCoreは、MobileMe(リンク)ア プリケーションのクライアント側でAppleが使用するツールキットである。SproutcoreのボディはJavascriptであり、ブラウザで実行 されるが、そのツールセットはRubyでビルドされる。最初のヒントは download/installation instructions for Sproutcore(リンク) にある。
sudo gem install sproutcore
SproutCoreはRuby Gemとして、インストールされる。その訳は、ツールセットが同梱されており、デペロッパが開発アプリケーションで作業できるようにしているからである。Railsまたはその他のRubyフレームワークのデベロッパは、その概念を認識することだろう。新しいSproutCoreプロジェクトは以下で作成される。
sproutcore app_name
生成されたプロジェクトには、必要なライブラリおよび実行準備ができているスケルトンアプリケーションで設定されたディレクトリレイアウトがある。SproutCoreはまた、Rubyで記述されたGeneratorsを使用し、SproutCoreアプリケーションのモデルやその他のアスペクトを作成する。HTML成果物はMerbで生成される。開発中にSproutCoreアプリケーションを実行するためには、MongrelかThinのどちらか一方で、コンテンツに対応するようにする。
最後に、AppleプロジェクトではなくObjective-Cで作業しているデベロッパに役立つように、Dr Nic氏はRubyを使用したObjective-Cアプリケーション(またiPhone)のテスト方法を示している(リンク)。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/08/apple-ruby-iphoneutil-sproutcore