今年三年目になるAgile Journal(リンク) が、アジャイルコミュニティに「知っておくべき情報とリソース」をどのように示すかについて注目に値する変更を行っている。これらの変更には、新編集長Amr Elssamadisy氏、新しいコンテンツの形式や発行のアプローチが含まれる。
最初に行われた変更は、新編集長(リンク)、InfoQのAmr Elssamadisy氏の起用である。Amr氏は十年近いベテランのアジャイル実践者であり、長年に渡ってニュース編集者として(リンク)InfoQでアジャイルニュース(参考記事)を提供し、広くコミュニティに貢献し続けている。アジャイルプラクティスの採用に注目した2冊の著書、Patterns of Agile Practice Adoption: The Technical Cluster (アジャイルプラクティス採用のパターン: 技術クラスタ)(リンク)と Agile Adoption Patterns: A Roadmap to Organizational Success (アジャイル採用パターン: 組織的成功へのロードマップ)(リンク)も同様である。
Agile Journalの「貪欲な読者であり、時として貢献者でもある」と自ら認めるAmr氏は、将来オンライン出版がどこへいくか(リンク)について確固たる考えを持つ。:
Agile Journalに対する私のビジョンは、アジャイルソフトウェア開発について考えた時に訪れる場所になることです。このゴールに現実的に達する唯一の方法として、ある一つのことを本当にうまくやって、私たちが取り上げていない事柄に関しては他のサイトへリンクをはります。
Agile Journalの主な焦点は、読者に物事の実態を捉えた記事を定期的に提供することです。それが私たちがうまくやっていて、引き続き改善していくことなのです。
Amr氏の「From The Editor」(リンク)の投稿でも、Agile Journalが近い将来に実施するいくつかの改善を発表した。その中には以下のものがある:
- アクセスを増やすためウェブサイトを新しくする。
- 複数の「リファレンスセクション」を追加する。
- すべての記事を同時にリリースする「ビックバン」型の毎月のリリースから、その月の間中、記事を発行するように変更する。これにより「ものごとを新鮮なまま、毎週少なくとも一つは新しい記事を読者に提供する」。
- 全ての記事が一つの主なトピックを中心に展開する「課題ごとに一つのテーマ」を取り上げる形式から、各課題に様々なトピックの記事を含む「コラム形式」に変更する。「コラム形式」のトピックには、「ビジネスの事例」「人間的な側面」、「基本」、「採用」、「原則と価値」、「大きな組織」、「新しいアイデア」などがある。
注意すべき点は、Agile Journalの記事はスタッフの記者ではなく、すべてコミュニティのメンバから投稿されたものであることだ。ここは、あなたがアジャイルの知識を得たり、与えたりする場所である。あなたの考えや経験をコミュニティで共有するために記事を発表することに興味があるならば、Agile Journalはそうするための場所を提供する(リンク)。
これらの改善で何ができるのか見るために、来月、Amr氏とAgile Journal(リンク) を訪れてみよう。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/09/agile-journal-new-EiC