8月初旬AJAX Animator 0.2(リンク)がリリースされた。このオープンソースプロジェクトはAJAXテクノロジーを使用し、完全に標準ベースで、オンラインで、協力的なWebベースのア ニメーションスイートを提供する。0.2のリリースにより、RIAワールドにおいてAJAX再生の可能性が示された。エイリアス Antimatter15を使用するAJAX Animatorの作成者は、InfoQと見識を共有した。
AJAX Animatorの開発について説明する際、Antimatter15は以下のように説明している。
優秀なExt JS 2.1フレームワークを使用し、UIを定義する。それにはほとんどすべてのものが含まれている。タイムラインは、ローHTML/CSSである。ドロー技術は josep_ssvによるOnlyPaths(リンク)である。かつてはRichdrawであった。実際、OnlypathsはRichDrawを ベースとしているが、はるかに力強い。サーバサイドでは、フラッシュはPHPにあるFreemovie(リンク)ライブラリを使用して生成される。 GIFのエクスポートにGD2を使用し、その他のフォーマットはクライアントサイドで実行される。実働サーバでは、すべてのスクリプトがYUI Compressorで圧縮された後、静的コンテンツはGoogle App Engine(リンク)によって機能する。主にAptana (Eclipse)(リンク)で開発し、より小さなものはNotepad2で作成される。実質的には、すべてのアイコンは一連のシルクアイコン(リンク)によるものである。
AJAX Animatorを使用して作成されたアニメーションは、共通のフォーマットに変換することができる。Antimatter15は「ファイルボタンで、強 力なJSONベースのファイルフォーマットを使用することができる。その下に新しい公開メニューがあり、ユーザはAdobe Flash、Processing (言語)、Microsoft Silverlight (XAML)およびAnimated GIFなどの複数のフォーマットをエクスポートすることができる」としている。
規格の観点では、Antimatter15は以下のように述べている。
個人的には、オープンスタンダードが好みであるが、必ずしも可能であるとは限らない。漠然と共通点があったり、オープンスタンダードになる可能性がわずか にあるものであれば、問題ない。そうだとしても、新しい占有システム(Silverlight)がオープン(SVG)に導入されている場合は、それほどで もない。それにもかかわらず、Silverlightはフラッシュよりは「優れて」いると考える。というのも、ブラウザとの統合がうまくいき、多少似てい るマークアップをSVGと共有するからである。しかし、自分の好きなフォーマットを選択することができるべきであるし、競争は良いことである。
メディアリッチRIA空間にAJAXがどう適合するのかを尋ねたら、Antimatter15は以下のように回答した。
技術的な能力があれば、結局はAjaxビデオ編集ツールを製作するのだと思う。しかし、差し当たり基本的にすでに持っているもので行き詰っているため、不 利点を相殺する必要がある。Internet Explorerの一人勝ち状態になってからは、Web上では何の革新もない。しかし今ブラウザ戦争の準備が進められている。Google Chrome (V8)、Firefox 3.1 (TraceMonkey)(リンク)、Safari (SquirrelFish)(リンク) そしてIE 8(数え切れないほどである)が、ブラウザ空間で競争を繰り広げようと躍起になっている。プラグイン空間においては、かつては独占状態であったFlash と新たなSilverlightおよびJavaFXおよびGoogle Gears間で競争が激化している。この点に関して、ユーザが勝者であるような気がする。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/09/ajax-animator-in-ria