MonsantoのSenior IT ArchitectであるTodd Biske氏はSOA Governanceに関する書物をまもなくリリースする(リンク)が、SOA Governanceの取り掛かり方(リンク)について、自身の見解を示した。以下のように主張している。
それぞれの組織へそれをどのように導入するかについて、誰も明確なプランを用意していない。
氏にとって、ガバナンスとは以下のとおりである。
期待する振る舞いを実現するために組織が使用する人、ポリシーおよびプロセス。
そして、以下のように説明している。
たいていは、望まれる振る舞いおよびポリシーを明確に表現するための過程は実行されないか、実行されたとしても不十分である。むしろ、焦点は即座に実行に移る。
氏が考えている問題は、以下のとおりである。
実行は、プロジェクトマネージャ、アーキテクトそしてデベロッパが正しいことをおこなうことに対して、自分自身を評価すべき内容についての理解を変えることはない。
開始するための糸口を探しているなら、実行にばかり集中しないことである。提案としては、組織から実現したい振る舞いを定義し、その振る舞いを導くポリシーを定義し、そして、これらの項目に関して組織を教育することにまず焦点を当てる。
もし、組織が実現したい結果に関してスタッフが熟知している場合、ポリシーに適合しやすく、教育などの必要が少なくなる。
6月、Kyle Gabhart氏はその趣旨に関する記事を書いた(リンク)。以下のように助言している。
小さいものから始めて、付加的に構築する...シンプルで実際的なアプローチに従う。
以下のように説明している。
ガバナンスの導入プロセス中に目標を無効にすると、リスクの軽減になり、リスクを低減するための操作の予測可能性がアップする。
- 客観的で測定可能なマイルストーンで、ガバナンスロードマップを定義する。
- 各ステージで必要な技術および組織改革を特定する。
- 各ステージで適用可能なビジネスバリューを明確に特定し、立証する。
7月、「Steps to SOA」シリーズの中でEric Knorr氏およびOliver Rist氏はSOAガバナンスについて話した(リンク)。
ガバナンスの動作方法について考えるのが早ければ早いぶん、良い。
説明している理由は、以下のとおりである。
SOAが成功すればするほど、より一層管理が問題になる。
以下のように考えている。
レジストリは単にコンテナにとどまらず、サービスはメタデータによって記述可能であり、クライアントおよび他のサービスによって発見可能である。またレジ ストリはSOAガバナンスの中核であり、ITは人的サービスの所有者をリストし、バージョン管理をし、 確実に企業要件を順守する。
Todd氏が指摘したように、SOAガバナンス組織を開始するには、用心しなければならない。不十分であるのに、もううんざりして避けようとすると、その価値に疑問が生じる。うまくいくレシピについて理解しただろうか?もしくは失敗に終わるレシピは分かっただろうか?
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/09/start-soa-governance