JAOOにて収録されたインタビュー(リンク)で、Anders Hejlsberg氏およびGuy Steele氏は言語設計の並行性について話している。Anders Hejlsberg氏は、C#のチーフアーキテクトであり、Turbo Pascalの作成者であり、Delphiの旧チーフアーキテクトである。Guy Steele氏は、Schemeの作成者であり、現在は並列処理と計算に焦点を当てるプログラミング言語であるSunのFortressに取り組んでい る。
Anders氏によると、強調することが変わったのは、並行処理を重視することが、粗いタスクやプロセスに基づく並行処理から、細粒の並行処理へとシフトしていることである。そこでは「1つのロジックタスクを複数の作業に分割することができる」。
Anders氏が取り組んでいる分野の1つはコンパイラにとって、オブジェクトが「残りの世界に公開されている」かどうかを知る方法を見つけることで、ま たその情報を使用して、変化しても安全かどうかを決定することである。問題なのは、プログラマが目指すものと互換性がないやり方で記述するように教えられていることである。
平行性を定義する2通りのやり方に従うものがいる。トランザクション処理などのアプリケーションの基本であるもの、および十分高速な単一CPUがない結果 であるものである。後者に関して、氏は実行可能なオプションがあれば、マルチスレッドを使用しないことでデベロッパはうれしく思うだろうと述べている。並 列処理を使用しても問題ないコンパイラを見分けることができれば、その言語が機能的であるかどうかはどうでもよい。
Anders氏は、デベロッパはコードやコードが使用するコードが事実上安全かどうかを必ずしもしっているわけではないと、対抗している。副作用のない純粋な機能を作成するという考えが、他の純粋な機能のみを呼び出すことができるところである。
機能的なプログラミング言語に話題を振ると、多くの利点があることを両者とも述べたが、必須のプログラミングスキルにすでに多くの投資をしてきたデベロッパについての問題を認めている。またAnders氏は、機能言語の効率性の問題を取り上げている。具体的には、QuickSortが機能言語でお粗末な動作をするようなアルゴリズムである。むしろハイブリッドなアプローチを好んでいる。それには、明確な描写がある他の必須の言語で「islands of purity」がある。