LinuxまたはSolarisを実行するために、数年間Cloud Computing Services(リンク)を提供し、Java EEアプリケーションを実行するためのサポートを受けた後で、今秋遅くにElastic Compute Cloud(EC2)はMicrosoft Windowsをサポートすること(参考記事)をAmazonは約束している。
AmazonのEC2は、顧客がいくつかのUnixのインスタンスをインストールし実行することを可能にし、これらのOS向けに開発されたアプリケーショ ンを仮想ターミナルウィンドウで実行する。Chris Richardson氏(リンク)は今年初めCloud Tools(参考記事)をリリースし、Java EEアプリケーションがEC2で実行できるようにしている。AmazonはMicrosoft Windows ServerおよびSQL Serverに対するサポートを強化し(リンク)、以下にあげる環境を提供する。
ASP.NET Webサイト、ハイパフォーマンスコンピューティングクラスタ、メディアトランスコーディングソリューションおよびその他のWindowsベースのアプリケーションをデプロイする。
AmazonのWebサービスエヴァンジェリストであるJeff Barr氏は、その提供物について多少詳しく説明している(リンク)。
Amazon EC2を使用して、非常にスケーラブルなASP.NETサイト、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)クラスタ、メディアトランスコーダーおよ びSQL Serverなどをホストすることができる。Visual Studio(もしくは他の開発環境)をデスクトップ上で実行し、完了したコードをAmazonクラウドで実行することができる。
Windows Serverの32ビットおよび64ビットバージョンが利用可能であり、Elastic IP Addresses(リンク)、Availability Zones(リンク)およびElastic Block Store(リンク)などの既存のEC2機能を使用することができる。アプリケーションからその他のAmazon Web Services(リンク)を呼び出すことができる。たとえば、Amazon Simple Queue Service(リンク)を使用し、クロスプラットフォームアプリケーションを結合することができる。
Windowsコミュニティにとって、それは良いニュースである。Greg Duncan氏は自身のブログに以下のようにコメントしている(リンク)。
これで自分が興味のある領域にEC2は参入した。以前は非常にすばらしかったが、利便性に制限があった。今秋遅くに、Windowsマシンのサポートを強化するとなると、正式な意味で、すばらしい。
EC2ツールを使用して、顧客はEC2内でWindows Serverインスタンスを起動することができる。そしてWindows Remote Desktopを使用して、それに接続することができる。
Windows EC2サービスの価格設定は、まだ利用可能ではないが、その他のEC2サービスと同様に都度払いのポリシーに基づくと思われる。しかし、Windowsのライセンス価格が高いためLinuxよりは高額になると、Jeff氏は語る。