http://www.infoq.com/news/2008/10/MPI-NETMPI(Message Passing Interface=メッセージ・パッシング・インタフェース)は分散メモリプログラミングの事実上の標準である。通常はスーパーコンピュータ上で動作している科学的アプリケーションに見られ、FORTRANもしくはC、C++で記述されている。
MicrosoftのMPI.NET(リンク)はWindows HPC Server 2008(リンク)上に構築されている。このバージョンのWindowsはクレイの CX1スーパーコンピュータ(リンク)で利用できるが、ベース価格が25,000ドル(約250万円)で、完全装備バージョンともなると6万ドル(約600万円)超の費用がかかることもある。
Cray CX1は最大8つのノードと、デュアルコアもしくはクアッドコアのIntel Xeonプロセッサを最大16基搭載可能で、ノードあたり最大64ギガバイトのメモリを搭載し、ストレージは最大4テラバイト内蔵可能です。システムは顧客個々の要件に合わせて、演算、ストレージ、可視化のブレードを混合で設定できます。デスク脇に置けるこの静かなスーパーコンピュータは、Windows HPC Server 2008を特長としており、Linuxも利用可能です。
MPI.NETはWindows HPC ServerもしくはMicrosoft Compute Cluster Server上で動作するよう設計されているが、開発では実にWindows XPをサポートする。MPI.NET Tutorial(リンク)(チュートリアル)には必須条件の詳細なリストが入っている。