JBoss は先月、プロダクトラインにフィーチャーパックという概念を導入した(リンク)。フィーチャーパックによって、JBoss ユーザはプロダクトの新しい配布形態を選択できるようになる。
最近、フィーチャーパック( FP )という概念を導入した。フィーチャーパックには単一もしくは複数の新しい機能や API 、そして既存の機能や API に対する重要な更新が含まれることになる。メジャーリリースやマイナーリリースで行われるようなレベルの変更に利用するのが向いている。フィーチャーパックはオプションなので、もしその機能が(まだ)必要でなければ、安全をとってそれを無視することができる。
顧客のさまざまな状況に応じて JBoss はいくつかのリリース形式をサポートしている。
- メジャーリリース - API の変更、新機能、バグフィックス、そして機能の非推奨を組み合わせたリリース。メジャーリリースは一般にもっとも互換性に影響をおよぼすリリースで、機能全体の削除や置き換えが行われる可能性も十分ありうる。
- マイナーリリース - メジャーリリースに似ているが、その変更はメジャーリリースほど影響が大きくないことが多い。また、絶対的な決まりではないが、通常は API の非推奨や慎重な拡張を行うことで前方互換性を維持している。
- 累積されたパッチ - パッチは通常 3 ヶ月ごとに提供され、ほとんどの場合、リリースされている既存のプロダクトをサポートするためのバグフィックスである。
- テクノロジプレビュー - テクノロジプレビューは JBoss のエコシステムにおいて一定期間だけ有効なもので、他のリリース(フィーチャーパックを含む)の一部として提供されることがある。事実上試験的な製品統合のアーリーリリースで、完全なサポートはされない。
- フィーチャーパック - フィーチャーパックは新しい機能との統合やアップグレードを提供するものだが、完全な製品サポートがされている点でテクノロジプレビューとは異なる。フィーチャーパックを利用することで、ユーザは新しい(またはアップグレードされた)機能を利用する際の影響を小さくすることができる。機能を利用するかどうかは完全にユーザに自由である。
はじめて発表されたフィーチャーパックは Seam 2 for JBoss EAP 4.3(リンク)で、フィーチャーパックのもとで新しくサポートされているいくつかの機能といくつかのテクノロジプレビューが組み合わさったものになっている。
完全な製品サポート
- Seam 2.0.2
- Integration with SOA-P 4.2 CP02
- Integration with jBPM 3.2.2
- Integration with Drools 4.0.7
- Integration with Hibernate Core 3.2, Annotations 3.3, Entity Manager 3.3
- Integration with RichFaces 3.1
テクノロジプレビュー
- Hibernate Search 3.0
- integration with Hibernate Search 3.0
- Integration with GWT 1.4
- Integration with Groovy 1.5
- Integration with Spring Framework 2.0
原文はこちらです: