Microsoftのpatterns & practices グループ(リンク)はApplication Architecture Guide 2.0 Beta1(リンク)を発行した。それは.NET Framrworkにビルドされるアプリケーションのアーキテクチャを設計するための原理、パターンおよびプラクティスについて書かれた書物である。対象 者は、ソリューションアーキテクトや開発リードである。
以下のような構成である。
- Part I「Fundamentals」はアーキテクチャ設計技法やストラテジーを理解するための基礎について説明する。
- Part II「Design」は、コミュニケーションの設計方法やサービスの計画方法の他、任意のアプリケーションタイプやアプリケーションレイヤーに応用可能な包括的な設計ガイドラインおよびベストプラクティスを紹介する。
- Part III「Layers」は、アーキテクチャおよび設計アプローチの他、プレゼン、ビジネス、サービスおよびデータアクセスを含む各レイヤーのベストプラクティスを提供する。
- Part IV「Quality Attributes」は、セキュリティ、パフォーマンスなど品質の属性に関する具体的なガイダンスを提供する。
- Part V「Archetypes -Design and Patterns」は、サービスアプリケーション、Webアプリケーション、リッチクライアントアプリケーション、リッチインターネットアプリケーション およびモバイルアプリケーションを含む各アプリケーションタイプの原型のパターンや設計フレームを提供する。
patterns & practicesのPrincipal Program Managerであり、共著書であるJ.D. Meyer氏によると、その書籍は以下の項目をおこなう上で役立つようである(リンク)。
- アプリケーションに適切なアーキテクチャを選択する。
- 適切なテクノロジーを選択する。
- エンジニアリングの重要決定をする際、より効果的な選択をする。
- 適切なストラテジーおよびパターンをマップする。
- 関連するpatterns & practices ソリューションアセットをマップする。
そのガイドは、以下の図にあるような要素(アプリケーションタイプ、アーキテクチャスタイル、アーキテクチャフレーム、シナリオ、品質の属性および要求/制約)を検討している。
ガイドは、以下のリファレンスアーキテクチャを使用する。
その他に注目すべきpatterns & practicesガイドは、Enterprise Library v4.1(リンク)、 Acceptance Test Engineering Guidance(リンク)である。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/11/App-Architecture-Guide-2.0