現在のバージョンのWindowsにはサポートする論理CPU数に制限がある。ここでの議論には、コンピューターには(マルチコアなCPUにおける)論理 CPUを持っており、「Hyper Threading」技術を使うと物理CPU数のn倍になることを踏まえている。このWindowsの制限は、32ビットOSの場合は32論理CPU、 64ビットOSの場合は64論理CPUである。この制限の多くはデータ構造のやっかいな制約によるものである。たとえば、スレッドを実行させるプロセッサを決定する、いわゆるプロセッサ関係(アフィニティ)は、32ビットもしくは64ビットIntegerのビットマスク形式で表される。
コードネーム「Kikimanjaro」で呼ばれるSQL ServerとWindows Server 2008 R2は、このソフト的な制限を256論理CPUまで引き上げた。理論上の最大数はもっと高いのだが、Microsoftはそれをテストできるようになるまではサポートしたくないようだ。