最近、共同作業場所の環境にチームを移行することと、それを成功させるために何が必要かについて議論が交わされている。
Mayford TechnologiesのDave Rooney氏(リンク)が言う。
- 雑音は、人々が気付く最初の問題です。彼が薦めるのは、あまりにもうるさい人にはスポンジボールや発砲スチロールのレンガを準備してぶつけることです。雑音を避けるために人々がヘッドホンをする場合、共同作業場所の利点の一部は失われる。
- チームエリアの外で短い休憩が必要な人もいる。
- 9:00 - 3:00のようなコアタイム (ランチタイムも含めて) は、チームが1日の大体の時間を一緒に働いていると確認する役に立ち、それでもまだ他のことをする機会がある。
Robin Grosset氏が言った。共同作業場所へ移行する場合、開発者は、従来の個人用オフィスと比べてフロアやデスクのスペースを失なってはならない。そうでなければ、ただ管理上の策略により、小さなスペースにさらに多くの人々を押し込んだのだと彼らは感じるだろう。
Sam Edwards氏(リンク)が言及した。
最初は、かなり多くのエンジニアから非常に強い抵抗がありました。彼らは、プライバシーと「安全地帯」を手放したと感じていたのです。そこで、彼らにオープンスペースでデスクの配置を決めさせたところ、皆がお互いに背中を向けて、壁側に向かって座っていました。(側面よりも角の位置を好みました)...ペアプログラミングがチームの中でゆっくりと始まり、エンジニア達がお互い隣に座って過ごす時間が増えているのに気づきました。そのため、彼らのデスクの実際の場所はまったく意味がありませんでした。私の1つの強いアドバイスは、エンジニアにこのような調整をさせるために多くの時間を与えることです。それは彼らの多くにとっては大きな問題で、何人かにとっては耐えられないことなのです。
Adrian氏(リンク)は、45人程のチームを編成した時の移行について説明する。
- 全員が聞いていることを確認しよう。Edward De Bono氏の「Six Thinking Hats」(邦題「会議が変わる6つの帽子」)のエクササイズを使い、チームがすべての異なる面からこの変化を検討するようにする。
- 6ヶ月の実験としてこの変化を提供しよう。人は、永久的な変化を強要されるよりも実験に対してよりオープンになる。
- チームメンバを巻き込んで、新しいスペースをデザインする。制限があるかもしれないが、彼らが計画により多く巻き込まれるほど、変化に対してよりオーナーシップを感じるだろう。
- おもしろくしよう。卓球台やソファー、その他何か従来のオフィス家具とは違うものを準備する。
- 自分を表現し、写真を飾るパーソナルスペースを与えよう。
- 十分な収納場所を与えよう。Adrain氏のチームは、みんなに動く収納キャビネットが与えられた。
IBMのアジャイル実践者であるScott Ambler氏(リンク)が、チームの成功する機会を高める可能性があるものとして共同作業場所を認める一方で、ある懸念事項を挙げた。
- 家で働くのに慣れた人々は、この環境で苦しむだろう。
- 隔離されていたほうがより良く働く人もいる。
- あるチームで生じる雑音は、周りのチームにとって妨害となりうる。
- 情報発信器 (コルク板、ホワイトボード...) は、チーム外の人々に見える。これは、セキュリティ上の問題になるかもしれない。
最後に、Jay Conne氏(リンク)が、「技術好きで内向的な人」の話を紹介した。その人は、エレベータの中で副社長に、チーム内の交流が好きだと言ったのである。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/11/colocation-transition