プロジェクトの依存関係管理ツールであるApache Ivyは2.0.0-RC2段階となった(リンク)。InfoQでは以前、2.0のリリースと同時に(リンク)IvyがApacheプロジェクト傘下へ移行することを伝えた。その時点から既に複数のベータ版がリリースされていて、遂にリリース候補のフェーズとなった。
いくつかのIvyの機能を以下に示す。
- Antとの強力な統合機能
- いくつもの依存関係リポジトリをサポート
- 依存関係のレポート作成
- 継続的ビルド(CI)のサポート
- 強力な競合管理
MavenとIvyはどちらもプロジェクト間の依存関係問題を処理するが、Ivyはその実装方法に多くの特色があり、Mavenは依存関係の管理以外の機能も幅広くサポートしている。両者の主な違いについてはIvy FAQに説明されている(リンク)。
リリース候補の状態になったことでIvyは現在2.0リリースへ向けたの機能が揃ったこととなる。
今回が2.0.0のリリースへ向けた二度目のリリース候補となります。
リリース候補版なので、テストや検証にはこのバージョンを利用されることを強く推奨します。
これ以降、2.0.0最終版のリリースまでは機能を凍結し、バグの修正だけが行われます。
この候補版で際立ったバグが報告されなければ、この候補版のリリースから2週間後には2.0.0へと昇格されます。
現在の製品版は1.4.1のままで、こちらはまだApache Software Foundationからリリースされたものではありません。
より詳細な情報及び最新情報についてはIvyのWebサイト(リンク)及びXavier Hanin氏のブログを参照されたい(リンク)。また、Ivyの利用方法についてはDocumentation(ドキュメント)のページに記載されている(リンク)。