先日の記事で、RDA Corp.のアーキテクトであるSteve Stefanovich氏が、「ガバナンスの計画があるか?」と尋ねた。
終わりのない会議や委員会での検討を思い浮かべると、すぐさま不安でイライラする感情に襲われる。
しかし、続けている。
SOAを計画しているなら、「ガバナンス」という用語でおびえてはいけない。もしかすると、すでにガバナンスを実践していて、それにさえ気づいていないのかもしれない。それは単に再配列や形式化であって、ソフトウェアアーキテクトが最初からずっとやってきたことである。
ガバナンスを以下のことを可能にするものと見ている。
適切で、一貫性があり、繰り返し可能なやり方で進展する。組織全体でサービスを構築したり、デプロイしたり、管理したりする際に、一貫性は不可欠である。
この考えはいくぶんTodd氏の見解と似ている(リンク)。
ガバナンスに関するわたしの考えは、組織を望ましい振る舞いへと導くことである。
Steve氏は、SOA Governanceを以下のように分類している。
設計時のガバナンスであり、分析、設計、構造、および配置段階がある。および実行時のガバナンスであり、オペレーションやメンテナンスに適用される。
Software AGのVPであるGary So氏などは、もう少し細かくとらえている(リンク)。
- アーキテクチャガバナンス
- サービスガバナンス
- 設計時ガバナンス
- 実行時ガバナンス
- 変化時ガバナンス
近ごろNeil Macehiter氏は、SOAガバナンスの領域にデータガバナンスを追加した(リンク)。
そしてSteve氏は、以下の原則に基づき、サービス構成の各段階について一連の提言を示している。
SOA以前に習ったすべてのエクスペリエンスおよびすべての実証済みの実践は、今でもSOA分野で生かされている。ガバナンスが友であり、ガバナンス計画が設計の一部である限りはSOAは、完成しないことを分からせてくれる理解。
まとめの前に、
少量のガバナンスで、もっとも快適にSOAが受け入れられるようになる。
SOAガバナンスの取り組みの中で、どの段階にいるか?ライフサイクル全体は把握したか?より一般的なITガバナンスプロセスで、統合されているか?SOAガバナンススイートを使用しているか?実行時に、どんな問題に直面するか?
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/10/spoonful-of-governance