先日SpringSource(リンク)は、G2One(リンク)の買収を発表した。GrailsおよびGroovyを支援している企業である。プレスリリースは以下のとおりである。
...G2Oneの買収により、SpringSourceはGroovy やGrailsアプリケーションを使用するデベロッパやITオペレーションに対し、グローバルなエンタープライズサポートを提供していく。「Spring のように、Groovyは世界中の多くのデベロッパたちが導入していることにより、こんにちのアプリケーションインフラにおける強力な土台になった」とSpringSourceのCEO、Rod Johnson氏は語った。「SpringとG2Oneが結束したことで、イノベーションを加速するだけでなく、アプリケーションの心臓部でGroovyを導入しているますます多くの企業に対し、SpringSourceは、年中無休でグローバルなサポートネットワークを提供する」。
InfoQはSpringSourceのCEO、Rod Johnson氏およびG2OneのCTO、Graeme Rocher氏にインタビューをし、合併について話を聞いた。Johnson氏は、GrailsおよびGroovyは、SpringSourceが信用しているテクノロジーであり、それに投資することは意味があることを初めに述べた。SpringSourceは 動的言語の大幅な伸びに注目した。過去12ケ月でGrailsのダウンロード数が10倍に伸びた。その契約がまとまった経緯に関して、両者とも述べている ことは、互いの関心がそこにあり、合併こそが提携という形よりも、より2者が協働することができる形であるということである。Johnson氏は、 Grailsを目立たせることに興奮しており、SpringSource dm Serverのようなテクノロジーで、SpringSourceの製品群を超えGroovy/Grailsを統合することができることに興奮を覚えていると述べた。Rocher氏は、Eclipseのツールサポートを構築する際に、GroovyおよびGrailsがSpringSourceの 経験を利用できることを期待していると述べた。InfoQとのインタビューの他に、Johnson氏は「More Weapons for the War on Complexity」という題名で、買収についてブログに書いた。その記事で、JRubyではなくGroovyであるわけを述べた。
「Ruby on Railsに関し、多くの噂がある。Ruby on Railsのエクスペリエンスから恩恵を受けているGrailsは、同様の利益を提供する。しかし、RoRに直面する企業において、使用を妨げるものはな い。Javaミドルウェアへの投資を棒に振る必要なく、Javaでコード化された機能と対話するために、非効率的なWebサービスコールをすることなく、 高度なO/Rマッピングの強みを失うことなく、拡張可能性やエンタープライズの可能性の壁に突き当たる危険性なく、またコード化でなじみのないプログラミ ング言語を導入することなく、Grailsで、素早くアプリケーションの開発や動的言語でプログラミングをすることができる。
最後に、買収に関して、よくある質問(PDF)を提示した。依然としてSpringおよびGroovy/GrailsがApacheのライセンス交付を受けるという事実は、強調すべき点である。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/11/springsource-g2one