Microsoftは、Python言語の.NET実装であるIronPython 2.0をCodePlexでリリースした。最も重要な改善点は、Dynamic Language Runtime (DLR)上で実行することである。
CodePlexによると、注目すべき改善点は以下のとおりである。
- CPython 2.5標準ライブラリの一部を含むWindowsプラットフォーム向けMSIインストーラー
- SilverlightやChironのようなツールを対象に、Silverlightの動的開発エクスペリエンスを改善するIronPythonアセンブリ
- cmath and _winregのような、よりCベースな標準モジュールの追加
- 互換性および機能をインポートする際の、重要な改善
- OSIにより承認されたMicrosoft Public Licenseのもとでの、IronPythonの配布
- パフォーマンスの改善。その点について、IronPythonのパフォーマンス報告として新たにWikiページが作成されている。 http://www.codeplex.com/IronPython/Wiki/View.aspx?title=IronPython%20Performance
- 2.0では500以上のバグが完了している。そのうちの453が、CodePlexで報告された。
- Pythonソースファイルを単一dllへ事前コンパイルするためのサポート
その他の便利なリンクには、IronPythonホームページ(リンク)、リリースノート(リンク)、ソースおよびバイナリのダウンロード(リンク)、コンパイル済みIronPython(参考記事)、IronPythonのDLR/CLRとの関係についてのInfoQのニュースなどがある。