MicrosoftはWindows Server 2008 SP2およびVista SP2 Customer Preview Program (CPP)の可用性を発表した。12月4日木曜日からすでにCPPの情報を満載したTechNet(リンク)で始まる。修正の他に、Vista SP2にはより優れた検索、Bluetooth 2.1およびBlu-Rayサポート、UTCタイムスタンプをサポートするためのFATファイルシステムの拡張機能がある。
Windows Server 2008 SP2およびVista SP2には、SP1に続いてWindows Updateでおこなったすべての修正を含んでいる。このCPPには、以下のハードウェア拡張が含まれる。
- VIA Technologiesによる64ビットCPU。 新たなVIA 64ビットCPU向けのIDおよびベンダーストリングを追加する。
- IWindows Vista Feature Pack for Wirelessを統合する。Bluetooth v2.1のサポートが含まれる。Bluetooth v2.1はBluetoothワイヤレステクノロジーおよびWindows Connect Now (WCN) Wi-Fi Configuration向けの最新スペックである。
- スリープモードから再開した後、Wi-Fi接続のパフォーマンスを改善する。
- 改善されたパフォーマンスおよび反応性を伴ったRSSフィードサイドバーのアップデート。
- 全体的な容量やFlashメモリストレージおよびコンシューマーデバイスで使用されるより大きなファイルをサポートするファイルシステムであるexFATに対するサポートの追加。
SP2は、以下の改善がなされた。
- Windows Server 2008 Standardを備えた1つのドーターOS、Windows Server 2008 Enterpriseを備えた4つのフリーライセンスおよびWindows Server 2008 Datacenterを備えた無限のフリーライセンスを含む、 Windows Server 2008の完全統合機能として、Hyper-V仮想化環境を提供する。
- 構成(サーバおよびデスクトップ)によりオリジナルより10%まで効率がアップした改善された省電力ポリシーを提供し、Group Policyを通じ、これらの設定を管理する機能がある。
- 端末サーバライセンスキーの後方互換性を改善する。Windows Server 2008は、512バイトから2,048バイトへライセンスキーを変更した。それにより、古い端末バージョンを使用しているユーザが、エラーになる。 SP2により、CitrixアプリケーションのレガシーライセンスキーがWindows Server 2008 Terminalサーバーと動作可能になる。
前提条件:SP1をインストールし、サービススタックをアップデートしておく(知識ベースおよびアーティクル 955430)。注:Windows Server 2008にはSP1が内蔵されている。
現在SP2は、目的のテスト用Betaサービスパックであり、実働システムや基幹システムでの使用は推奨されない。
Blocker Tool(リンク)は、Windows Updateを経由したSP2の自動インストールを防止するため、組織によって使用される。現在このツールはWindows XP SP3およびVista SP1を遮るために使用可能だが、まもなくWindows Server 2008 SP2およびVista SP2にアップグレードされる。
追加情報:TechNet SP2 Webサイト(リンク)、Hotfixes and Security Updates in Windows Server 2008 SP2 Beta and Windows Vista SP2 Beta(リンク)、リリースノート(リンク)。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/12/Server-2008-Vista-SP2