持続的な統合およびオンデマンドビルドサポートのため、Team Foundation ServerはMSBuildを使用する。残念なことに、MSBuildはひどい欠点がある。設定/デプロイメントプロジェクトをサポートしない。ひどく MSIパッケージに依存している企業では、このことがTFSを強引な販売方法にさせる。
Visual Studioのデプロイメントプロジェクトでの基本的な問題は、Visual Studioでリテラルであることである。別個のコンパイラを持つVBやC#とは異なり、設定/デプロイメントプロジェクトはVisual Studio IDE自体によってのみ構築される。
Nikhil Singhal氏によって実証されているように、Team Foundation ServerビルドからVS IDEを起動する方法がある(リンク)。
ハッキングは、単純である。主なソリューションのコンパイルが完了したら、Visual Studioコマンド行を起動して、vdprojプロジェクトを構築し、msiおよびsetup.exeを適切な出力フォルダにコピーする。
MicrosoftのBuck Hodges氏によると、設定/デプロイメントプロジェクトは、Visual StudioおよびTeam Foundation Serverの次バージョンのWixに取って代わる。Windows Installer XMLツールセットとしても知られるWiXは、Windows MSIパッケージを生成する高性能なツールである。現在はベータであるWiX 3は、Windows Installer 4のすべての機能を公開しており、NAntおよびMSBuildと互換性がある。
何度も起こっているようなことでは、WiXはMicrosoftといえばよく知られている、豊富なツールサポートが不足している。Visual StudioアドオンVotiveでさえ、デベロッパはXMLファイルを手動で編集することに、ほとんど時間を取られていると気付くだろう。
WiXは、Microsoftプロジェクトでやや珍しいヒストリーがある。Wikipediaによると、それはCommon Public Licenseのもとリリースされる初のプロジェクトであり、Microsoft以外のサーバ(具体的には、SourceForge)でホストされる初のプロジェクトである。すぐさまWiXはMicrosoftにおいて必須のツールとなり、SQL Server 2005やOffice 2007などの主力製品で使用されている。
Rob Mensching氏は、WiX 3.0が完成間近なことを報告している。最新のビルドである、3.0.4805は現在SourceForge(リンク)で利用可能である。ときどきある正式なビルドの他に、WiXは毎週、アダプタをリリースしている。