近ごろ開催されたRoboDevelopment Conference(リンク)にて、MicrosoftはRobotics Studio 2008 (RDS)の最終リリース(リンク)を発表した。RDSは、さまざまなハードウェアプラットフォームでロボット工学応用を作成する趣味としているデベロッパ、学問的 なデベロッパおよび商業デベロッパ向けのWindowsベース環境である。RDSはプログラマでない人に、ビジュアルプログラミング環境を使用して、ロ ボット工学応用の作成 をし、それからそのロボットを三次元の物理ベースの環境でシミュレートできるようにする。
RDSには2つのコンポーネント(Concurrency and Coordination Runtime (CCR)およびDecentralized Software Services(DSS))で構成される.NETベースのRESTfulランタイムが組み込まれている。RDSでは、C#またはVB.NETおよび Microsoft Iron Pythonなどのスクリプト言語を使用して、ロボット工学応用をMicrosoft Visual Studioおよび Microsoft Visual Studio Expressに開発することができる。
リリースノート(リンク)で特に強調されている点は、以下のとおりである。
- 新たなサンプルおよびチュートリアル(リンク)
- 64ビットマシンをWindows-64のMS Windows-32を通じてのシミュレーション
- Visual Studioプロジェクトウィザードおよびテンプレートの統合
- DSSプロキシの高速生成
- 組み込みビジュアルシミュレーション環境
オプションのライセンス交付が変更されたことに気を配ることは重要である。以前の商用ライセンスおよび非営利ライセンスが、以下の3つのオプションに取って変わった。
専門的なデベロッパ向けのStandard Edition、学生や学術研究者向けのAcademic Editionおよび趣味の範囲のユーザや一般ユーザ向けのExpress Edition。新たなStandardおよびAcademicエディションの各ライセンスでは、ユーザはCCRおよびDSSランタイムのコピーを無制限 に配布することができる。