JetBrains社(リンク)のTeamCity 4.0がリリースされた(リンク)。TeamCity(リンク)は分散ビルドの管理及び、継続的インテグレーションのサーバでWindows、Linux、そしてMac OS Xの各プラットフォームにデプロイすることが出来る。
TeamCityはビルド・サーバ、ビルド・キューといった概念と一連のビルド・エージェントの下に設計されている。トリガーによって未確定のビルドがキューに移される(バージョン管理システムに対するコミットや計画された期限日の到達といったものをトリガーにすることが出来る)。サーバはビルドすることが可能なアイドル状態のエージェントを選択し、それらをビルド・グリッドと呼ばれる単位にまとめる。その後、選択されたエージェントにビルドを指示し、ビルドの情報や結果がサーバによって収集される。
バージョン4.0(リンク)にはいくつもの新機能がある。以下に中心となる拡張内容のいくつかを簡単にまとめた。
- ビルド・チェーン - 複雑な依存関係に対するビルドのサポート
- ユーザ・インタフェースの改善と機能の拡張
- 履歴のビルド - 最新のコミットだけではなく、過去のリビジョンに対するビルドをサポート
- カスタム・ビルド - 任意のコンポーネントのビルドに対して独自のパラメータを追加可能
- ビルド・エージェントの管理性を向上 - 個々のビルド・エージェントに対する制御と便利な機能を追加
- テストのレポート及び優先順位付け - ビルド・サーバでテストの実行(傾向)に関するより多くの統計情報を収集可能になった。そして、テストの実行に対する優先順位付けが出来るようになった
- IDEとの統合を強化 - IntellijとEclipseとの統合を強化
- .NETサポートの強化 - .NETのビルドに関連するいくつかの新機能
- Ruby Rakeのサポート - Rakeスクリプトを利用してRuby on Railsアプリケーションをビルド可能に
JetBrains社はいくつかのライセンス形態とその価格情報と合わせて、既存のTeamCityユーザ(リンク)に対する各種アップグレード・オプションについて公表している。
サポートするプラットフォームや技術情報を含む、TeamCityの詳細なドキュメントがTeamCity wiki(リンク)に公開されている。TeamCityに関する最新の情報はTeamCity Blog (リンク) とTeamCity Developers Blogで手に入る。