DeepEarthはMicrosoftのVirtual Earth(リンク)をSilverlight 2.0と結合させるマップコントロールだ。このオープンソースプロジェクト(リンク)は制作した.NETファンたちによってCodePlexで公開された。
プロジェクトの制作者たちはこう書いている。
DeepEarthは MicrosoftのSilverlight 2.0プラットフォームとDeepZoom(MultiScaleImage)コントロールを組み合わせるマップコントロールです。その一番の特徴は、これらの革新的なテクノロジをベースにすることで、サービスやデータプロバイダや独自の地図オブジェクトといったレイヤを見栄えのいいユーザエクスペリエンスで表現するためのアーキテクチャを提供することです。また高度な例では、Virtual Earth Web Servicesによって高機能なGISサービスを利用する機能も備えます。アプリケーションにインタラクティブなSilverlight 2.0マップを組み込めるのです。
主な機能には次のようなものがある。
- プロパティとイベントモデルを完全に備えたマップコントロール
- 地図ナビゲーションの素材として使える一通り揃ったコントロール集
- Points(点)、LineStrings(線分)、Polygons(ポリゴン)を内包するレイヤ
- 地理座標をスクリーン座標に変換するライブラリ
- ジオコーディング(住所を求める)
- 逆ジオコーディング(座標から住所を求める)
- ルート検索(方向指示)
- 矩形選択でのズーム(Ctrlキーを押しながらドラッグするかメニューバーから選ぶ)
- 地図の回転
DeepEarthはGoogle Earth(リンク)の3Dビューに相当する機能もある。一部の地域については3Dビューで建物の周りを飛ぶように移動ができ、他にも太陽が上にある様に光源や影をシミュレートするといった多くの機能がある。
このプロジェクトはMicrosoft Public License(Ms-PL)(リンク)の下で公開されている。
役立つサイトも紹介しておこう。動作デモ(リンク)、プロジェクトのソースコード(リンク)、YouTubeにあるデモ(リンク)