Sandcastleプロジェクトが終了するという噂をはねつけるため、Microsoft Developer DivisionのGroup ManagerであるAnand Raman氏が、プロジェクトの現況(リンク)について更新した記事を発表した。Sandcastleは、.NETプロジェクトのソースコードを反映することで、MSDNのようなドキュメンテーションを作成するために使用されるツールである。
ソースコードなしにそこにプロジェクトが掲載された後の抗議に続いて、Sandcastleのソースコードは、約半年前にCodePlexでリリース(参考記事)された。それから、Anand氏は、MSDNライブラリをVS 2008 SP1に組み込む作業をおこなっていることを述べた。現在、チームの計画は、1月末までに一連の修正をリリースすることである。
- プロジェクトにSLNファイルを提供していない。独自の物を作成することができるだろうが、ソースの配分で提供するのが便利かもしれない。
- 以前のソースの配分から作成されたSLNファイルでは、こうした要領で構築しようとするとユーザは以下のような状況になる。
- 各プロジェクトには、TFSソース制御情報がある。チームの部外者には無効である。ソース配分のため、これは削除される。
- たいていのプロジェクトは、パッケージには存在しない強力な名前キーファイルを指定する。プロジェクトファイルは署名を無効にするか、ダミーのkey.snkを提供する。
- MoreComponentsプロジェクトは大きくならない。「Microsoft.Ddue.Tools.BuildComponentに引数、1を取るコンストラクターがない」というようなエラーがある。これは、絶対必要なプロジェクトではなく、もしかしたらまったく組み込むべきではないかもしれない。
- MrefBuilderStaticプロジェクトは大きくならない。「タイプや名前空間名、RootFilterが見つけられなかった(directiveやアセンブリリファレンスを使い忘れているか?)」というようなエラーがある。このプロジェクトを終わりにする。
- BuildAssemblerConsoleがCommandLineプロジェクトを誤ったパスで参照する。
- BuildAssemblerおよびBuildAssemblerConsoleプロジェクトが重複しているようなので、BuildAssemblerConsoleプロジェクトは進展しない。
問題のあるプロジェクトをアンロードした後で、ユーザはすべてを構築することができる。残念なことに、115の警告がある。ベストプラクティスとして、これらは本当に修正されるべきである。
多くのCode Analysis (FxCop)の警告がある。シップするコードからそうした警告を取り除くことで、模範的な例を示すべきである。
NTビルドシステムに関連するファイルが多くあり、ソースの配分(makefile、makefile.inc、placefileなど)から除外されるべきである。
Anand氏は、VS 2010 Beta 1がリリースされたら、チームは新たな一連の機能や修正に集中して取り組むことを述べた。
1. .NET Framework 4.0をシップするために使用するバージョン
2. F#構文のサポート
3.XSDドキュメンター
4.Microsoft Help 3ビューアをサポートする属性
Sandcastleは、Microsoft Public License (Ms-PL)(リンク)のもとリリースされる。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/01/Sandcastle-Update