PRISM 2として知られるComposite Application Guidance for WPF and Silverlight v2.0(リンク)がMicrosoftからリリースされ、ダウンロード可能になった。このリリースでは、Silverlightクライアントアプリケーション構築のためのガイダンスに加え、WPFアプリケーションとSilverlightアプリケーションの間でのコードの再利用についてのガイダンスも含まれている。
PRISMが提供するのは、WPFとSilverlightを使って構築されるエンタープライズ級のクライアントアプリケーションモジュールの設計、開発、デプロイについてのアドバイスだ。ガイダンスには「参照実装、(複合アプリケーションライブラリと呼ばれる)再利用可能なライブラリコード、ドキュメント、クイックスタート・チュートリアル、ハンズオン・ラボ」が含まれる。
J.D. Meier氏によると、PRISM 2は次のものが含まれる(リンク)。
- 複合アプリケーションライブラリ
- 参照実装(WPFとSilverlightによる株取引アプリケーション)
- 9個のクイックスタート
- 26個のハウツー
- UIパターンとクライアントアーキテクチャのドキュメント
Meier氏はPRISM 2を使うシナリオとして次のようなものを予想している。
- 開発者が複数の情報源からの情報を1つの統合されたユーザーインターフェースに表示するアプリケーションを構築している
- 開発者が他のモジュールから独立してモジュールを開発、テスト、デプロイしている
- アプリケーションがこれから先ビューや機能を追加する予定がある
- 緊迫したビジネス要件に合わせ、緊急かつ安全にアプリケーションを変更できなければいけない
- 複数のチームによってアプリケーションが開発されている
- アプリケーションがWPFとSiliverlightの両方をターゲットにしていて、両プラットフォームでできるだけコードを共有したい
参考情報:patterns & practices: Composite WPF and Silverlight(リンク) (CodePlex)、MSDN Composite Application Guidance for WPF and Silverlight February 2009(リンク)、あとInfoQ/PRISM(参考記事リンク)にはGlenn Block氏のインタビュー(参考記事・英語)を含むPRISMに関連する情報が掲載されている(編集部注:本記事掲載時点ではインタビューは翻訳されておりませんので、PRISMの参考記事リンクをクリックしてもインタビューはございません。ご了承ください)。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/02/PRISM-2-Silverlight