Red Hatは、Microsoftとの合意を発表した。提携した技術サポートの他に、仮想化サービスにおいて、お互いのゲストをサポートするというものである。
Red Hatの副社長であるMike Evans氏は、現代の企業は「Red Hat Enterprise LinuxおよびWindows Server環境を含む」異機種環境に実および仮想ソリューションをデプロイする傾向にあることを認めている。この事実が原因で、Red HatはMicrosoftとの契約を推し進めた。その合意は、以下を意味する。
- Red Hatは、Red Hat Enterprise仮想化技術でサポートされることになるWindows Serverゲストを検証する。
- Microsoftは、Windows Server Hyper-VおよびMicrosoft Hyper-V ServerでサポートされることになるRed Hat Enterprise Linuxサーバゲストを検証する。
- それぞれの企業がテストを完了してしまえば、 妥当なサポート契約を所有した顧客は、Red Hat Enterprise仮想化で仮想化されるWindows Serverオペレーティングシステムを実行するための協調的な技術サポートを受け、Windows Server Hyper-VおよびMicrosoft Hyper-V Serverで仮想化されるRed Hat Enterprise Linuxを実行するための技術的なサポートを受ける。
またVirtualization StrategyのGeneral ManagerであるMike Neil氏によると、顧客がLinuxに関心があることをMicrosoftは認めている。
顧客は、Windows Server 2008 Hyper-Vを迅速に導入しており、Red Hatを含む仮想化環境においてHyper-Vで、より多くのOSを実行するためのサポートに関心を抱いている。
その取り決めは顧客に大きな影響を与えるのは確実である。なぜならばIDCのResearch ManagerであるGary Chen氏によると「IDCの調査によって示されたのは、WindowsおよびRed Hat Enterprise Linuxが企業によってデプロイされる2つの主なオペレーティングシステムであり、ハイパーバージョンで実行するx86オペレーティングシステムの80%を占めている」からである。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/Red-Hat-Virtualizes-Microsoft