先週、RDBMSはクラウドにおいてその存在する余地があるかどうか尋ねた(参考記事・英語)。大きなクラウドベンダー(Amazon、Googleおよび Microsoft)はkey/valueストアを所有している。しかしながら、サンフランシスコでのMSDN Developer Conference(リンク)で、MicrosoftはISVからのフィードバックの後、SQL Data Services (SDS)(リンク)を通じてSQL ServerのRDBMS機能を利用可能にすることを報告した。
Register UKのGavin Clarke氏が、General Manager Developerであり、Platform EvangelismであるMark Hindsbro氏にインタビューをした(リンク)。
Hindsbro氏によると、ビジネスパートナーはクラウドで、完全なSQL Serverデータベースを必要としている。昨年の3月に利用可能になった現在のSQL Data Services (SDS)は、軽量で制限された一連の機能を提供している。
MicrosoftはどのRDBMS機能を検討するか、いまだにはっきりしていない。Gavin氏は以下のように続けている。
氏は、素晴らしいリレーショナル機能が装備されることを除き、どんなSQL Server機能をMicrosoftがAzureに追加するかは語らなかった。 … Microsoftは詳細を述べなかったが、「SDS機能を進化させ、クラウドベース環境で従来のRDBMSデータモデルを使用するための機能を提供す る」と述べた。デベロッパは既存のプログラミングインターフェイスを使用し、開発、教育およびツールに既存の投資を適用し、アプリケーションを構築するこ とができる。
OakLeaf SystemsのブログにおいてSDSは、.NETプラットフォームおよびその制限されたクエリ構文で利用可能な新たなデータテクノロジーと協調しない(リンク)ことが書かれている。
この(Microsoftの)ポリシーの成果はスキーマレスなEAVテーブルであり、.NETデベロッパを当惑させたAuthority- Container-Entity (ACE)アーキテクチャで、柔軟性のあるプロパティ(プロパティバッグ)を提供した。それから.NETデベロッパは、これまでのSQLクエリから. NET 3.5のLanguage Integrated Query (LINQ)コンストラクトやLINQ to SQLでのオブジェクト/リレーショナルマッピング およびEntity Frameworkへと考えを180度転換する過程に入った。SSDSは、非常に限られたクエリ構文のSOAPおよびRESTデータアクセスプロトコルを 提供した。
未回答の重要な質問がいくつかある。既存の顧客が既存の知識を利用したいということから、Microsoftは拡張可能性を犠牲にしているのか?または、クラウドで拡大縮小するために、既存のSQL Serverテクノロジーを設計する計画があるのか?どう思うか?