Microsoftのエンジニアリング担当ディレクター、Manuvir Dasは昨日、MIX 09カンファレンスでAzure Servicesの概観を提示し、Windows Azure CTPの新しい姿を発表した。
Manuvirは、Microsoftのクラウドコンピューティングに関する見方の簡単な説明からプレゼンテーションを始めた。
Windows Azureはクラウド用のオペレーティングシステムです。
オペレーティングシステムは、ハードウェアを抽象化するアプリケーション実行環境です。共有ファイルシステムがあります。リソースの割り当ては、アプリケーションを横断して共有プールから行われます。強力なプログラミングモデルをサポートします。他のシステムとの相互運用性を提供します。
OSはどのような利益をもたらしますか?
アプリケーションがある範囲内でスケーリングします。ハードウェアの心配をする必要がありません。アプリケーションの実行は、foo.exeと入力してEnterキーを押すだけで、簡単にできます。
クラウドとは何でしょう?
接続されたサーバーの集合です。1台以上のサーバーがあり、ルーターとロードバランサーがあります。
その上で、開発者はサービスのインストールと実行、データの保管と取得ができます。
クラウドは、もはや1台のマシンではありません。これは重要な違いです。
クラウドでの現実は
- ハードウェア障害への対応
- トラフィックやストレージのバリエーションの処理
- サービス障害の診断
今日直面している問題は
- スケーリングが自由ではない
- ハードウェアの心配をする必要がある
- アプリケーションの実行 != foo.exeを入力してEnterキーを押す
クラウドOSが提供するのは
- 抽象的な実行環境
- 共有ファイルシステム
- リソースの割り当て
- プログラミング環境
今では、ユーティリティコンピューティングのレベルに達しています。
- 週7日24時間
- 利用量に応じた支払い
- より簡単で透過的な管理
それで、開発者は何を手に入れますか?
- 慣れ親しんだ豊かな開発者体験
- 強力なサービス実行環境
- ハードウェアのすべて:サーバー、ロードバランサー
- 仮想的で直接の実行
- 自動化されたサービス管理
- 自分でルールを定義しコードを提供する
- プラットフォームが、そのルールに従い、サービスを展開、監視、管理する
- スケーラブルで利用可能なクラウドストレージ
- ブロブ、テーブル、キュー
Azureはクラウド用のOSです。アプリケーションを書きホストし管理する機能およびデータを格納する機能を提供します。
慣れ親しんだ豊かな開発者体験を提供します。
- デスクトップSDKのクラウド環境
- ASP.Net、.NET、ネイティブコード、PHPといった様々な言語のサポート
- ツールとサポートのエコシステム
- VSおよびEclipseとの統合
- ロギング、警報、追跡
- サンプル、ドキュメンテーション、MSDN、フォーラム…
Jim Nakshimaは、このリリースにおける新機能を説明した(リンク)。
Windows Azure SDKの新機能
- Managed Full Trustアプリケーション開発のサポート。また、Native Code via PInvokesおよびネイティブプロセスのスポーニングをサポートします。
- URL Rewrite Moduleによる書き換え規則のサポートを含めた、FastCGIアプリケーション開発のサポート。
- SQLサーバーのパフォーマンスとサポートの向上など、開発ストレージのVisual Studioとの統合のサポートの強化(ローカルインスタンスのみ)。
Visual Studio向けWindows Azureツールの新機能
- 統合インストーラには、Windows Azure SDKを含む。トップのカスタマーバグに対応。
- ネイティブコードのデバッグ。将来のリリースのアップデート通知。
- FastCGIテンプレート
またManuvirは、AzureがGeo-Location機能を持つことも説明した。
- クラウドプロジェクトはアプリケーションから構成される
- 0以上の計算サービス
- 0以上のストレージアカウント
- Windows Azureは複数の「ロケール」に存在する
- 可能になったこと
- アプリケーションにロケールを選択する
- アフィニティグループを作成して、クラウドプロジェクトのアプリケーションの集合をコロケーションする
これは、4月に開発者ポータルから利用可能になる。
また、Microsoftはサービス管理モデルを追加している。モデルには、サービスのトポロジーとサイズ、サービスが依存するリソース、正常性の制約、構成設定が含まれる。
Manuvirは、Azureが2009年に市販されると繰り返し述べた。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/azure-march-09-ctp