Objective-CベースのRuby実装であるMacRubyは、現在バージョン0.4で利用可能(リンク)である。
新機能のいくつかは、組み込みAPI(「Runtime Objective-C API」)であり、ホストアプリケーションのスクリプト記述のために、MacRubyの使用を可能にする。以前InfoQは、APIについて報告した(参考記事)
HotCocoa(MacRuby 0.3に追加)(参考記事)は、たとえばGUIの構築など、Cocoaフレームワークとの統合を簡単にする。現在の新機能は、HotCocoa::Graphics(リンク)である。
このプロジェクトに対するひらめきは、ProcessingおよびNodeBoxか ら導き出された。こうした素晴らしいJavaおよびPythonベースのグラフィックプログラミング環境は成熟しており、完全な機能を装備しているが、HCGは、Rubyプログラミング言語およびMacハードウェアでのネイティブグラフィック処理の能力を使用して同様の機能を提供している。
Processing(リンク)は、可視化向けのJavaベースの言語である。_why's Ruby Shoes(リンク)はまた、同様の可視化機能を提供している。
HotCocoa::Graphicsのブログ(リンク)は、 サンプルコードのリストを提供する(グラフィック出力で完了)。
パフォーマンスについては、MacRuby 0.4がGCを個別のスレッドで実行し、またDTraceプローブを組み込む。特にGCアクティビティ(MacRuby向けのDTraceサンプルスクリプト)(リンク)について報告することができる。
いくつかある変更の中で特に、MacRuby 0.4はRuby 1.9.1ライブラリ、64ビットのサポートまたXCodeとの改善された統合を搭載している。
MacRubyはダウンロードで利用可能(リンク)である。